網戸がつけられない!窓のリフォームはどうするべき?

家に網戸がなく、困っている方はいませんか。網戸は虫の侵入を防ぎ、室内に風を通すために欠かせません。快適な生活空間を作るためにも網戸を後付けすることをおすすめします。 とはいえ、住まいの窓に網戸を後付けできるか分からないこともあるかもしれません。そこで今回は、網戸がない住宅や既製品の取り付けが難しい窓の種類を解説しながら、取り付け可能な網戸の種類、窓のリフォームの方法を紹介します。

この記事は約6分で読み終わります。

窓に網戸がない場合は後付けできる?

新居に引っ越したときに、網戸がない場合があります。窓にレールはあっても網戸が取り付けられていない、レールそのものがないなど、住まいの状況はさまざまです。

住宅に網戸がない場合は、網戸の後付けや窓のリフォームを検討しましょう。

窓にレールが設置されていなくても、リフォームで後付けすることができます。後付けできない場合は、レール不要の網戸を選ぶ選択肢もあります。快適な生活のためにも、網戸の後付けや窓のリフォームを前向きに検討してはいかがでしょうか。

目次へ

網戸の後付けが難しい窓の種類

中には、次のように建物の構造の問題で網戸の後付けが難しい物件もあります。

・賃貸住宅や公営団地の窓
・特注サッシの窓
・レールを取り付けられない窓

それぞれについて解説いたします。

賃貸住宅や公営団地の窓

賃貸住宅や公営団地のなかには、特注の窓を使っている建物があります。一般的な戸建て住宅で使われている規格品とはサイズが異なるため、簡単に網戸を取り付けることができません。

賃貸物件で網戸の後付けを検討するときは、まず大家や不動産会社に相談しましょう。

賃貸住宅や公営団地は、あくまでも借りている住宅です。レールを固定するときにねじや釘を使うなど、建物自体に傷がついてしまう可能性のあるリフォームを勝手にすることは賃貸契約に違反する可能性があります。また、家の外側に網戸のレールを設置する場合は、「共有部分」とみなされて、マンションや団地の規約に従う必要がある可能性があります。

特注サッシの窓

一戸建て住宅でも、特注サッシの窓を使っていて既製品のレールや網戸が取り付けできないケースがあります。特注品か既製品かどうかは、サッシに張られている型番シールで確認しましょう。型番シールがあれば、市販の既製品で対応可能です。

特注サッシでも、レールや枠を改めて発注すれば、後付けできる可能性はあります。とはいえ、メーカーの対応次第となるため、後付けを検討する場合はリフォーム業者や特注サッシのメーカーに相談しましょう。

レールを取り付けられない窓

窓にレールの後付けができない物件もあります。木造住宅はねじや釘が使えないため、レール枠の設置が難しく網戸を後付けできません。無理に取り付けると、建材が傷むリスクがあります。

また、窓の外側に網戸用のレールを取り付ける余地がない住宅もあります。外側が無理なら室内側にレールを設置するやり方はあるものの、内装が傷むため、レール不要の網戸を選ぶことも含めて慎重に検討しましょう。

目次へ

後付けできる網戸の種類とリフォームの方法

後付けできる網戸の種類やリフォームの仕方をみていきましょう。後付けできる網戸には、次の種類があります。

・パネル(引き違い)タイプ網戸
・アコーディオン(プリーツ)網戸
・ロール網戸

選ぶ網戸の種類や工法によって、生活の利便性が異なります。また、視界が良い、防虫、高強度など、機能性の選び方によっても費用に差が生じるため、それぞれのメリットとデメリットを比較して、家庭で導入しやすい網戸を選ぶことが大切です。

パネル(引き違い)タイプ網戸

パネル(引き違い)タイプは、ガラスサッシ2枚建てに対して1枚の網戸を左右にスライドさせて使う一般的な網戸です。網の種類や機能性が豊富なのが特徴で、身近なホームセンターで購入できる、メンテナンスしやすい、比較的安価に購入できるなどのメリットがあります。

パネルタイプの後付けには、窓外側にレールの設置が必要です。後付けを検討するなら、リフォーム業者に相談しましょう。

工事費用や網戸本体代をあわせてリフォームにかかる費用は、2枚建てサッシ1ヶ所あたり20,000~50,000円が相場です。足場が必要な窓だと工事費用が高くなるため、見積りを取って検討する必要があります。

アコーディオン(プリーツ)網戸

窓まわりに余地がない住宅に後付けするなら、アコーディオン(プリーツ)タイプが適しています。大きく開いてジャバラ状に折り畳んで収納するのが特徴で、出入りが頻繁な玄関やテラスドア、勝手口にもよく使われています。

アコーディオンタイプは、室内側にレールを設置して後付けできるのがメリットです。とはいえ、内装に穴を開けるため、賃貸で取り付けるのは難しいかもしれません。また、室内側のレール設置は、工事価格が高くなりやすい傾向があります。

アコーディオンタイプは網戸を大きく開けられるので、視界をあまり遮らずに解放感が得られるのが魅力です。一方で、ジャバラの隙間から虫が室内に入りやすく掃除がしにくい、網そのものが破れやすい、張り替えができないなどのデメリットがあります。

ロール網戸

後付けする網戸には、ロールタイプの選択肢もあります。チェーンや紐などを使い、網戸を上下、左右に巻き取って収納するのが特徴で、レール不要で室内側に取り付け可能です。

網戸の固定にネジや釘を使う商品もあるため、賃貸物件の場合は取り付けできるか事前に確認しておきましょう。ただし、ロールタイプは固定する枠がないため、大きな窓には向いていません。網とサッシの隙間から虫が侵入する、網裏の掃除がしにくいなどのデメリットがあります。

目次へ

網戸カーテンを使う選択肢もある

さまざまな事情で網戸を後付けできない場合は、網戸カーテンを窓に取り付ける方法を検討してみてください。突っ張りポールなどを使ってカーテン状の網を設置するだけなので、内装や建材を傷めずに賃貸でもDIYの範囲で取り付けすることができます。

ポールを使わずに、サッシの窓枠に磁石で固定するマグネット式網戸カーテンを使う選択肢もあります。

網戸カーテンは高額なリフォーム費用がかからず、手軽に設置することができて便利です。一方で、強い風が吹くとめくれてしまったり、隙間ができやすく、虫が侵入しやすかったりするデメリットが考えられます。設置場所や自分の生活のスタイルにあっているか考慮して導入を検討しましょう。

目次へ

網戸をつけられない!窓の悩みは専門業者に相談しよう

引っ越し先に網戸がなくて悩んだときは、リフォームの専門業者に相談しましょう。

網戸の種類や工法によってはDIYで対処できても、網戸の後付けは大変な手間と労力がかかります。費用はかかってもプロに任せた方が早く、効率良く窓まわりの悩みを解消できるのでおすすめです。

専門業者に依頼すれば、住宅に適したサイズの網戸を自分で選ぶという手間がかかりません。工事の失敗や住宅を壊すリスクが少なく、将来にわたって長く使える分お得です。

網戸・襖・障子・畳の張り替え専門店「金沢屋」でも、網戸のリフォームに対応しています。幅広い種類の網戸を扱っているので、生活スタイルにあわせた機能性の高い網を選ぶことができ、生活の利便性を向上することができます。

地域密着型の金沢屋では、和室やお住いに関するお悩みをワンストップで解決しています。網戸のない生活の悩みも、お気軽にご相談ください。

目次へ

まとめ

網戸は当たり前にあるものと捉えられていて、物件探しをするときに網戸の有無の確認を見落としがちです。網戸がない物件を選んでしまった場合は、快適な生活をするためにも前向きに窓のリフォームを検討しましょう。建物の構造上、後付けが難しいケースでも、網戸や施工方法によっては取り付けられる可能性があります。自分で取り付けるのが難しい場合は、金沢屋までご相談ください。