襖に穴が開いてしまった!どうやって補修すれば良いのか

子どもが遊んでいたおもちゃが当たったり、ほんのはずみでぶつけたりして自宅の襖(ふすま)に穴が開いてしまうことがあります。 最近では和室のある住宅が減っているため、襖に開いた穴をどのように直すのかわからない方も多いのではないでしょうか。 襖の穴は補修範囲が小さければ自分で直すことが可能です。しかし、穴が大きかったり補修が広範囲に渡ったりするときは、業者へ依頼したほうが良いでしょう。 この記事では、襖に穴が開いてしまったときの補修方法や、自分で直すか業者に頼んだ方が良いかの見極め方について解説していきます。

この記事は約6分で読み終わります。

襖の穴の補修|一部の場合

まずは襖の穴の補修として、一部の箇所だけを補修する方法を紹介します。

厚紙とのりで補修

襖に穴が開いたとき、破れた紙が残っていれば厚紙とのりで、自力で直すことができます。厚紙は穴よりも大きければ何でもかまいませんので、余っているハガキなどで代用可能です。

■準備するもの

・のり

・厚紙

以下の道具は、あれば作業しやすくなるものです。

・はさみ

・針

・糸

■補修の手順

1.厚紙を襖の穴に差し込み、破れた箇所を塞ぐようにする

2.厚紙を差し込んだら、厚紙にのりを塗る

3.のりを塗った厚紙の上に破れた襖紙を貼り付ける

4.襖紙がよれないように、上から優しく押さえる

5.のりが完全に乾くまで、そのままの状態にしておく

厚紙を差し込む際は、襖の中に落ちていかないように気をつけてください。また、厚紙に襖紙を貼り付ける際は、襖紙が破れないように丁寧に張りましょう。

この方法は応急処置のため、近くで見ると補修したことがわかってしまいますが、遠くから見ると補修箇所と通常の部分がわからない程度には修復できるはずです。

補修シールを使う

厚紙を使った補修方法が難しい方は、襖用の補修シールを貼る方法もあります。

補修シールは、穴が開いた箇所に貼るだけなので、面倒な作業は必要ありません。道具も不要ですので、補修シールさえあればすぐに直せるでしょう。

ただし、襖紙と同じ色や材質のシールを見つけることは困難なため、補修した箇所が目立ってしまうことは避けられません。

補修シールには、星柄や花柄などの可愛らしいデザインも多数あります。持ち家の方であれば、好きなデザインを選んでお部屋の雰囲気を変えてみるのもおすすめです。

賃貸住宅にお住まいの方で、襖に穴を開けてしまった場合は、どのように補修をしたら良いか、大家さんや管理会社に確認すると良いでしょう。

賃貸住宅では、内装の補修に決まりがある物件もあります。万が一、決まりを守らずに勝手に補修してしまうと、補修費用がかかる恐れがあります。このような事態を防ぐためにも、自己判断で補修するのは避けた方が無難です。

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襖の穴の補修|広範囲で張り替えが必要な場合

襖紙が広範囲に渡って破損している場合は、襖紙を張り替えた方がキレイに補修できます。

襖紙の張り替えは時間と手間がかかりますが、自力で行うことも可能です。

襖紙を張り替える際は、作業ができる広いスペースを確保し、道具や必要な材料をあらかじめ準備しておきましょう。

■準備するもの

・襖紙

・茶チリ紙(下張り用)

・金づち

・バール

・カッター

・ローラー

・竹べら

襖紙を張り替える際に、大きなテーブルや台の上にのせて作業するとラクな姿勢で作業ができます。

■張り替えの手順

1.襖を外す

2.左右にある枠を金づちで上から叩いて外す

3.上下の枠はバールを差し込んで外す

4.引き手の釘を、バールを使って外す

5.古い襖紙と茶チリ紙をはがしていく

6.新しい茶チリ紙を襖に張り付ける

7.新しい襖紙を襖よりも1cmほど大きめに切る

8.襖紙にのりを塗っていく

9.襖紙を襖の上にのせ、中心から外側へシワにならないように張り付けていく

10.外した枠を元のようにはめていく

11.襖紙に切り込みを入れ、引き手をはめ込む

12.のりが完全に乾くまで、そのままの状態で置いておく

襖紙の張り替えはのりを使った方法だけでなく、シールタイプの襖紙やアイロンの熱でのりを溶かして襖紙を張り付ける方法もあります。

のりを使った張り替えは、シワができやすいため作業が困難です。はじめての方や作業に慣れていない方は、シールやアイロンタイプの襖紙を使うと、比較的キレイに張り替えができるでしょう。

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襖の穴は放置しないように注意

襖の穴を放置していると、何かの拍子にぶつかって穴が広がったり、襖紙が破れたりすることがあります。

穴が小さいうちは自力での補修も簡単ですが、穴が大きくなると襖紙すべてを張り替えなくてはならないため、自力での補修が困難になるでしょう。

また襖の穴は思っているよりも目立つため、お客様やお友だちが自宅を訪れたときに目に付きやすく、だらしない印象を与えてしまう恐れもあります。

自力で補修ができない場合も、穴が小さいうちは費用もかかりませんので、業者に依頼して早めに補修してもらうのがおすすめです。

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襖の穴が自力で補修できない場合は業者に依頼

襖に穴が開いてしまったとき、自力で補修するか業者に依頼するか悩んでしまうことがあります。

結論からお伝えすると、自分で直すか業者に依頼するかで悩んだときは、業者に依頼することをおすすめします。

なぜなら、襖の補修には専門的な技術が必要なため、DIYに慣れていない人が行うと失敗しやすいからです。

ここでは、襖の補修を業者に依頼するメリットとかかる費用をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

襖の張り替えは業者に依頼すると良い

襖の穴の補修であれば、自力でも簡単に行えます。しかし、襖の張り替えは専用の道具や技術を必要とするため、はじめて作業する方が行うと失敗する可能性が高くなります。

また、襖の張り替えは襖を外して行うため、重い襖を持ち運ばなければなりません。新しい住宅の場合は軽量タイプの襖が使われているケースもありますが、昔ながらの重い襖であれば、力の弱い方には大変な作業になるでしょう。

そのほかにも、襖を横に置いて作業できるスペースがないと襖の張り替えはできないため、自宅スペースに余裕がない場合は、業者への依頼をおすすめします。

もし、自力で張り替え作業を行って失敗して業者に依頼するとなると、最初に準備した道具や材料費がムダになってしまいますよね。

自力で張り替える自信がない場合は、最初から業者に依頼した方が費用を最小限に抑えてキレイに補修してもらえるでしょう。

業者に頼んだときの費用

襖の張り替えを業者に依頼したときにかかる費用は、業者によってさまざまです。

目安は5,000円〜10,000円ほどで、使用する襖紙のグレードにもよって変動します。

また、別途作業代や出張費などもかかるため、正確な費用が知りたい場合は見積もりをとってもらうと良いでしょう。

襖の張り替えにかかる費用については、以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

「襖(ふすま)の張り替え費用は?種類別張り替え費用と業者選びのポイント」 

襖の張り替えを依頼するなら、金沢屋へお任せください。

金沢屋は、全国各地に280店舗以上を展開する襖・障子・網戸・畳の張替えの専門店です。

地域に根ざした職人が、お客様のお悩みを解決するパートナーとしてさまざまなサービスを提供しています。

金沢屋では、以下の流れで襖の張り替えを行っています。

1.お電話にて受け付け

2.訪問日の決定

3.現場にて枚数を確認して、見積書を作成

4.商品をお預かりして、張り替え作業を実施

5.張り替えた商品をお持ちし、元の位置に取り付け

金沢屋では、作業費込みの料金表示を行っています。そのため、万が一追加費用が発生したとしても最低限の料金しか発生しないため、見積もり価格と大きく変わることはありません。

どこにお願いしたら良いかわからないと悩んでいる方は、ぜひ金沢屋にご相談ください。

金沢屋へのお問い合せはこちらからどうぞ

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まとめ

襖の穴が開いたときの補修方法と、業者に依頼する見極め方について解説してきました。

穴が小さい場合は、厚紙やのりを使って簡単に補修が可能です。しかし、襖の張り替えが必要な場合は、業者への依頼をおすすめします。

金沢屋では、安心の料金設定と地域密着型のサービス提供で、多くのお客様に喜ばれています。

お見積もりやご相談は無料で行っておりますので、ぜひお気軽にお問い合せください。

襖(ふすま)の張り替え費用は?種類別張り替え費用と業者選びのポイント