ご家庭に普及している網戸はパネルタイプの枠が一般的です。
使用用途や地域などによって、プリーツ網戸・ロール式・折戸式といった種類があります。
パネルタイプの網戸は、マンション・戸建て問わず、各ご家庭にある網戸です。
プリーツ網戸は、アコーディオンのように折りたたみが可能で、
不要な際には収納し窓の外の景色を見やすくしたりすることが可能です。
ロール式の網戸は、主にパネルタイプの網戸が
取り付けられない窓枠に付けられることが多いです。
その名の通りロールカーテンのように網戸を巻き取り収納することが出来ます。
折戸式の網戸は、玄関・勝手口などドア向けの網戸として使用されます。
玄関や勝手口に網戸があることによって、
風通しを良くしたり空気の入れ替えをしやすくなるなどの特徴があります。
網戸の枠については、素材の違いはさほどありません。
素材としての違いが出るのは網戸についているネットの材質に特徴があります。
一般的に多く流通しているのがポリプロピレンです。
その他、ポリエステル、グラスファイバー、ステンレスなどがあります。
素材に加えて、網目の細かさや色によって得られる効果が異なってきます。
それぞれに良さ、特徴があります。
・ポリプロピレン
最も多く使用されている素材です。
価格が安いのですが、耐久性に欠けるところがあります。
・ポリエステル
ポリプロピレンよりも一本一本の線が太いため高い強度があります。
ペットを飼っているご家庭などでは、ペットディフェンスネットと呼ばれる、
猫が引っ掻いたくらいでは破れずらい強度の高いものもあります。
・グラスファイバー
ガラス繊維であるグラスファイバーをポリ塩化ビニールでコーティングした網で熱に強く、
日差しの強い場所やキッチン周りなど使える耐熱・耐久性の高い素材です。
・ステンレス
ポリプロピレン、ポリエステル、グラスファイバーと比較して、
最も強度と耐久性の高い素材です。
ステンレス素材ですから錆びにくくお手入れの手間が省けるのが特徴です。
次に、網目の細かさですが、18・24・33メッシュと言うような細かさに分かれてきます。
コバエの大きさが、1~2ミリですから、そのような虫を入れず風通しを維持したい場合には
24(0.84mm)・33メッシュ(0.54mm)をお勧めします。
ただし、網目が細かくなればなるほど、風通しと見通し(景観)が変わってくることと、
価格が上がっていきます。
そして、色による違いです。
白色を選んだ場合には、網戸だとわかりづらいので外観を損ねません。
また、ホコリが溜まっても見えにくい特徴があります。
黒色の場合は、外からの目隠しになりやすく室内から見た景色が見えやすいです。
ただし、ホコリが目立ちやすいため定期的な掃除をする事が望ましいです。
この他、ホワイトグレーや、室内側は黒色で外側はシルバーなどといった
特殊な網も販売されています。
網戸掃除は日頃からこまめに行うことがお勧めです。
ホコリをはたきで払う、掃除機で吸い取るなどしたうえで、
軽く絞った雑巾でふき取るときれいにホコリを取ることが出来ます。
また汚れがひどい際には、中性洗剤をぬるま湯で溶かし、
スポンジで軽くこすりながら拭き、全体を水ですすぎ乾かしましょう。
日差しが強く網戸自身が劣化してしまっている、虫が入ってくる、
網戸が破れてしまったといった場合には張替を検討されてみてはいかがでしょうか。