プラスチック障子のメリットとは!張り替える魅力や方法を紹介!

和紙の障子紙は、ちょっとしたはずみで破れてしまったり、日焼けをして黄ばんでしまったりと、こまめなメンテナンスが必要です。 小さなお子さんがいる家庭や、動物を飼っている家庭などでは、障子紙を破れにくくて汚れにくいプラスチック障子に変えたいと考えている方も多いのではないでしょうか。 そこでこの記事では、プラスチック障子に交換するメリットや、和紙からプラスチック障子に張り替える方法を紹介します。

この記事は約6分で読み終わります。

プラスチック障子に張り替える4つの魅力

和紙とは素材も性質もまったく異なるプラスチック障子。では、障子紙をプラスチック障子に変えることで、どのようなメリットがあるのでしょうか。

ここでは、プラスチック障子に張り替える4つの魅力とメリットを紹介していきます。

耐久性が高い

プラスチック障子は、素材の性質上、和紙よりも耐久性が高くなります

そのため、小さなお子さんやペットが障子にぶつかっても、簡単に破れることはありません。

また日焼けにも強いので、経年劣化によって障子が黄ばむこともなく、常に新しい見た目を保てるでしょう。

そのほかにも、プラスチック障子は燃えにくい素材です。万が一火災になった際に、延焼を抑えることも期待できます。

掃除しやすい

プラスチック障子は、和紙よりも掃除がしやすい素材です。汚れてしまったとしても、ぬれた雑巾で拭けるため、常に綺麗な状態を保てます。

桟に溜まったホコリを掃除する際も、和紙のように破れる心配をせずに作業ができるため、汚れをしっかりと落とせるでしょう。

冷暖房が効きやすい

プラスチック障子は、和紙と比べて気密性が高いため、冷暖房が効きやすくなります

夏場は涼しい風が、冬場は暖かい空気が外に逃げなくなるため、効率良く部屋の温度を調整できるようになり、冷暖房費が抑えられるでしょう。

見た目は和紙とあまり変わらない

プラスチック障子の見た目は、和紙とほとんど変わりません。白い無地のプラスチック障子なら、近くで見なければ和紙と見分けがつきにくいほど質感も似ています。

そのため、プラスチック障子に変えたとしても、部屋の雰囲気はこれまでと変わらず過ごせるでしょう。

もちろん、色柄付きのオシャレなプラスチック障子もありますので、部屋の雰囲気を変えたい方や気分転換を求めている方にもプラスチック障子はおすすめです。

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和紙からプラスチック障子へ張り替える方法

耐久性が高く、お手入れがしやすいプラスチック障子。和紙からプラスチック障子に張り替える際は、どのような手順で作業すれば良いのでしょうか。

ここでは、和紙からプラスチック障子へ張り替える方法を手順ごとに説明していきます。

必要な道具

プラスチック障子に張り替える際に必要な道具は、以下のとおりです。

・プラスチック障子紙

・専用の両面テープ

・カッター

・定規

・マスキングテープ

いずれもネット通販やホームセンターで購入することができます。

張り替える手順

プラスチック障子に張り替える流れは、以下のようになっています。

1.和紙の障子を剥がす。

2.木枠に合わせてカットして仮止め。

3.両面テープを木枠に貼る。

4.仮止めしたプラスチック障子を貼りつける。

5.余った部分をカットして仕上げる。

作業は障子を外して行うため、障子を横に置けるスペースが必要です。また障子を外して作業スペースまで運ぶ際は、家具や扉にぶつけないように気をつけて運びましょう。

手順2で木枠に合わせてプラスチック障子をカットする際は、マスキングテープを使って枠の上部にプラスチック障子を固定しておくとカットがしやすいでしょう。余裕をもってカットしておくとキレイに仕上がりますよ。

手順3では、木枠に両面テープをしっかりと貼りつけましょう。定規を使ってこすりつけるように粘着させるのがポイントです。

手順4では、プラスチック障子を木枠に貼りつけていきます。マスキングテープで仮止めした部分がズレないように、慎重に作業を行いましょう。慣れない場合や障子が大きい場合は、2人以上で作業するとキレイに貼りつけることができますよ。

手順5で余った部分をカットしたら、手順3のときと同じように、定規を使ってしっかりと粘着させます。

今回は両面テープを使った方法を紹介しましたが、プラスチック障子の性質によってはアイロンの熱を利用して貼れるタイプもあります。

自分が使いやすいタイプを選んで、張り替えてみてください。

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プラスチック障子にするときの注意点

耐久性に優れたプラスチック障子ですが、いくつか注意しなければならないポイントがあります。

もし注意するポイントを知らずに和紙からプラスチック障子に変えてしまったり、張り替えの作業をはじめてしまったりすると、失敗する可能性が高くなりますので、ぜひチェックしてみてください。

通気性があまり良くない

プラスチック障子は素材の性質上、通気性があまり良くないため、熱や湿気が溜まりやすい特徴があります。

そのため、冬は結露ができてしまう可能性もあります。結露ができてしまうとカビが発生する恐れがあるため、適度に換気をする必要があるでしょう。

プラスチック障子の張り替えは難しい

プラスチック障子は、和紙の障子紙の張り替えと比べて、張り替えが難しい場合があります。和紙は柔らかい素材のため、木枠にキレイに貼りつけられますが、固い素材のプラスチック障子は、木枠にうまく貼れない場合があるのです。

たとえば、経年劣化によって木枠がゆがんでいる場合、和紙は木枠のゆがみに合わせて貼りつけることができますが、プラスチック障子はすき間ができてしまう可能性もあるでしょう。

またプラスチック障子をカットする際にカッターで怪我をしてしまったり、アイロンの熱でやけどをしてしまったりする恐れもあります。

プラスチック障子の扱いに慣れている方であれば問題ありませんが、扱いに慣れていない方やはじめての方は、慎重に作業する必要があるでしょう。

そのほかにも、プラスチック障子は張り替えに失敗するとやり直すのが難しく、やり直す際に本体を痛めてしまう恐れもあります。本体を痛めてしまうと、材料費のほかに本体の修理代までかかってしまうため、さらに費用がかかってしまうでしょう。

プラスチック障子の張り替えをDIYで行うのが難しい場合は、専門の業者に依頼するのがおすすめです。

専門の業者なら、プロの技術でプラスチック障子をキレイに張り替えてくれます。失敗して材料をムダにしたり本体を痛めてしまったりする心配もないため、安心してお任せできるでしょう。

プラスチック障子の張り替えなら、金沢屋にご相談ください。

金沢屋は襖・障子・網戸・畳の張替専門店です。全国に300 以上の店舗があり、地域の熟練した職人がお家のさまざまなお悩みに対応しています。

プラスチック障子を張り替えする場合は、障子をお預かりして職人が張り替えを行い、ご自宅にお届けして設置まで行います。

そのため、自宅で障子を張り替えるスペースがなくても安心してご依頼いただけますよ。

お電話をいただけましたらすぐにご自宅にお伺いして見積もりを作成いたします。ご相談や見積もりは無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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まとめ

今回はプラスチック障子の魅力と張り替え方法について解説してきました。

プラスチック障子は耐久性に優れており、お手入れも楽に行える便利さがあります。しかし、プラスチック障子の扱いに慣れていないと、うまく木枠に貼りつけできなかったり、作業中にケガをしたりする可能性もあるでしょう。

プラスチック障子の張り替えを希望する方は、ぜひ金沢屋にご相談ください。

現場の状況とお客様のニーズに合わせて、最適なプラスチック障子を選択し、熟練の職人が丁寧に張り替え作業を行います。