障子をおしゃれにDIYする方法は?破れない貼り方やアレンジのコツ

障子紙は白色を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。しかし、現在では障子紙のカラーやデザインには豊富なバリエーションがあり、好みや部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。 今回は、おしゃれな障子紙を使って、部屋の雰囲気を変えるコツを紹介します。

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おしゃれな障子紙のアイデア3選

おしゃれな障子紙といっても、なかなかイメージが湧かないかもしれません。どのようなものを取り入れるとおしゃれを楽しめるのでしょうか。部屋の雰囲気が変わる障子紙のアイデアを3つ紹介します。

和柄・単色で定番アレンジ

障子紙は白だけではなく、幅広い色のカラーがあります。よく使われるのが、紫・水色・オレンジ・黄色・ピンク・緑などです。

サイズもさまざまで、大きいサイズからワンポイントとして使える小さなサイズまでありますので、障子全体を色つきの紙で覆ったり、一部のみ色付きの紙を張ったり多様な使い方ができます。

一色だけでなく、複数の色を組み合わせてみるのもおすすめです。

和室をおしゃれにしたい場合、和柄の入った障子紙を使うと効果があります桜や紅葉などの植物柄のほか、麻の葉柄や市松模様などの柄もおすすめです。おしゃれな雰囲気を演出できるほか、和室との調和も図りやすくなります。光が入ることで、柄が浮き上がって見えるのも幻想的です。

洋風・和モダンで今風アレンジ

障子という和風のものに洋風のものを組み合わせると、おしゃれにアレンジが楽しめます。障子紙は無地や和風のものだけでなく、洋風のものも増えてきていますので洋風の障子紙を取り入れるのもおすすめです。

柄ものをふんだんに取り入れて和モダンを楽しむアレンジもあります。レース生地やポップな柄のマスキングテープなど、ワンポイントで洋風を取り入れるのもおしゃれです。

布で北欧風アレンジ

障子紙ではなく、障子に布を張ってアレンジを楽しむ方法もあります。北欧風の布を使えば部屋の雰囲気を大きく変えられますし、北欧風の部屋の雰囲気にもなじみやすいです。

一例として北欧風を取り上げましたが、さまざまなデザインの布を使うことでさまざまな雰囲気の空間を楽しめます。キャラクターが描かれたデザインなどもおすすめです。白がベースであれば、布であっても光を通してくれるため明るい雰囲気も維持できます

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【100均】DIYで障子を張り替え・リメイクする方法

手軽にアレンジがしたいなら、100均で揃う道具を使ったアレンジをしましょう。用意するものは、好みの障子紙、でんぷんのり、マスキングテープのみです。障子紙の代わりに、和紙を用意して一部だけ貼り付ける方法もできます。

障子紙については、のりで張るタイプのほか、アイロンで張るタイプもありますので購入時によく確認しておきましょう。

アイロンタイプは剥がすときに便利です。のりはしっかり貼り付けるのに向いていますが作業に時間がかかってしまいます。手軽に張り替えしたいなら両面テープを使って固定するのがおすすめです。

マスキングテープは取っ手部分のアレンジに使います。マスキングテープなので取り外した取っ手に巻き付けるように張るだけで、特にのりで固定する必要はありません。

おしゃれな障子紙の貼り方のコツ

障子紙のカラーを決めたら、次はアレンジ方法を考えてみましょう。主なアレンジ方法には、以下の4つの方法があります。アレンジしたい箇所や、お好みによってセレクトしてください。

規則的に使う

カラーの障子紙は、元々使われている白い和紙と組み合わせやすい素材です。取り入れる際のポイントは、規則的に配置することです。こうすると統一感が生まれ、おしゃれな配置になります。

また、色のくすみ具合を合わせるなど、色のトーンを統一するのもポイントです。デザイン性が高まり、綺麗な仕上がりになります。

このとき、障子紙全体を変えてしまうという手もありますが、白い障子紙をある程度残しておきましょう。白い部分がなくなると、圧迫感が出てしまうため、バランスを考えた配置が大切です。

障子紙は光を通すため、部屋に入る光の色も障子紙の色が反映されます。このため、色味のバランスを考えて取り入れるのが大切です。

ワンポイントで使う

白い障子紙に、ワンポイントだけカラーの障子紙を取り入れると、現代風のおしゃれな雰囲気を演出できます。全体を変えるのではなく、一部のみ変えるのであれば、手間もそれほどかかりません。

落ち着いた上品な雰囲気を出すには、藍色や紫の障子紙を取り入れるのがおすすめです。これらは、昔から高貴な色として馴染み深く、和室とも相性が良いことで親しまれています。

欄間や窓枠に使う

欄間や窓枠は襖障子よりも小さく、全体のバランスがとりやすいため、アレンジしやすい箇所です。一部でも全体でも、張り替えやすい特徴もあります。

欄間と窓枠のどちらとも、人の目に付きやすい場所にあり、障子紙を変えることでアートを飾るような感覚を覚えるかもしれません。特に欄間は、面積が小さいうえ天井に近い位置にあり、目線よりもかなり高いため、多少大胆な色使いであっても問題ありません。

補修箇所に使う

破れたり汚れたりした部分を補修する目的で、カラー障子紙を使うと、補修できるのに加えておしゃれなアレンジが可能です。

カラー障子紙は、白い障子紙に比べて小さいサイズも展開されており、補修に使いやすいサイズもたくさんあります。

ただし、大きいサイズが少ないため、広い場所に使いたい場合は注意が必要です。

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おしゃれな障子紙を選ぶときのチェックポイント

おしゃれな障子紙への張り替えはデザインが先行してしまいがちですが、デザインばかりに傾倒すると失敗してしまう場合もあります。

快適に使用するにはデザインのほかに何をチェックしておくと良いのでしょうか。おしゃれな障子紙を選択するときに見ておきたい3つのポイントを紹介します。

素材・部屋の明るさ

障子紙は、素材で部屋の明るさが変わってきますどのような明るさの部屋にしたいか、イメージしてから選択するようにするのがおすすめです。

例えば、手すき障子紙や機械すき障子紙は光を通しにくいため、落ち着いた明るさになります。明るすぎる部屋にしたくない場合は、光が入りにくい素材を選択すると良いです。

一方、ポリエステルなど化学繊維の含まれる障子紙は、光を通しやすくなります。部屋の雰囲気を明るくしたいなら、光を取り入れやすい素材が向いているのです。

機能性

長く快適に使いたいなら、障子紙の機能性にも注目してみると良いです。例えば、耐久性の良いものを選びたいなら、プラスチック障子紙があります。ペットのいたずらなどにも強く破れにくいため、頻繁な張り替えが不要です。

紫外線が気になるなら、UVカット機能がある障子紙を選択すると良いです。UVカットにより、紫外線による家具や畳の劣化などを防止できます。

結露が気になる場合は通気性の良い障子紙、外気温の影響を抑えて室温を快適に保ちたいなら断熱機能のある障子紙がおすすめです。

張り方・剥がし方

障子紙は、定期的に張り替える必要があるものです。のり、両面テープ、アイロンの3つの貼り方があると先述しましたが、自分で張り替える場合は、張り替えやすさや剥がしやすさにも注目して選択しましょう。

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障子をおしゃれにするなら専門業者に依頼しよう

障子紙の張り替え作業は手間がかかります。その上、失敗すると再度障子紙を買い換える必要もあり、余計に費用がかかるでしょう。

専門業者に依頼すれば、豊富に取り揃えてある障子紙から、部屋の雰囲気や好み・使用環境などに合った障子紙を選ぶことができ、きれいに張り替えができます。さらに、障子紙だけでなく、障子そのものをおしゃれなデザインに新調することも可能です。

襖・障子・網戸・畳の張替え専門店である金沢屋では、障子の張り替えおよび新調を行っております。お使いいただく場所や用途によってさまざまな種類の障子紙をご用意しています。

今回紹介したように、白色以外の障子紙も豊富にあり、お部屋に合った障子紙をお選びいただけますので、おしゃれな障子紙をご希望の方はどうぞお気軽にご相談ください。

金沢屋は、北海道から沖縄まで、全国で300店舗以上展開しております。今後もさらに店舗を拡大し、日本全国どこでもすぐにお客様のご要望に応えられるよう努めております。

実際に障子紙を張り替えたい場所を拝見し、ご予算などのご希望も取り入れながら、お客様に合った最適な障子紙をご案内させていただきます。

和室に関するご相談がありましたら、ぜひ一度金沢屋までご連絡ください。

まとめ

障子紙をおしゃれなものに変えると、今までの部屋の雰囲気から簡単にアレンジできます。白い障子紙と色や柄のついた障子紙をバランス良く取り入れ、自分好みの空間を演出してみてはいかがでしょうか。

そんなときは、金沢屋がお手伝いさせていただきますので、お電話もしくはお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。