目次
障子をカーテンに変えるメリット
障子をカーテンに変えると、さまざまなメリットがあります。
遮光性を高められる
障子をカーテンに変えることで、遮光性を高められます。
障子紙に使われている和紙は、光の透過率が40%~50%のため、外からの日差しを和らげてくれる性質があります。しかし、部屋の向きや使い方によっては、まぶしさを感じることも少なくありません。
寝室として障子のある和室を使っている場合、夜明けとともに日差しが差し込むため、眠りが浅くなってしまう可能性があるでしょう。
障子では室内に入る日差しを調整できませんが、カーテンなら開け閉めによって調整ができます。夜勤で日中眠らなくてはいけない方であれば、遮光カーテンにすることで室内をより暗くしてゆっくり休めるでしょう。
またカーテンは、外から人影などが見えにくくなるため、防犯性も高められます。
お手入れが楽になる
障子をカーテンに変えることで、お手入れが楽になります。小さなお子さんやペットがいる家庭では、障子が破られてしまうことも多く、そのたびに補修や張り替えが必要です。
また障子は破れていなくても日焼けによって変色しやすいため、定期的に張り替えをしないと部屋全体の見た目が悪くなってしまいます。
カーテンなら思わぬ衝撃で破れる心配もなく、お手入れもほとんど必要ありません。万が一汚れてしまった場合も洗濯機で簡単に洗えるので、いつでもキレイな状態を保てるでしょう。
室内の雰囲気を変えられる
障子をカーテンに変えると、室内の雰囲気が大きく変わります。和風と洋風のアイテムがミックスされることで、和室の雰囲気が中和され、部屋全体のバランスが良くなるでしょう。
同じ部屋に長く住んでいる方であれば、部屋の雰囲気が変わるため、気分転換としてもおすすめです。
障子をカーテンに変える方法
日差しの調整や室内の雰囲気を変えられるなど、多くのメリットがあるカーテン。では実際に障子からカーテンに変えるためには、どのような方法があるのでしょうか。
ここでは、障子をカーテンに変える方法と手順を解説していきます。
障子を取り外す
まずは障子を取り外します。障子は上に持ち上げてから足の方を手前に引っ張ると簡単に外れるので試してみてください。
障子をカーテンに変える場合、外した障子をどうするか事前に決めておきましょう。今後使用する予定がない場合は、お住まいの自治体のルールに従って障子を処分します。もう一度障子を使う予定がある場合は、違う場所に保管しておきましょう。
賃貸住宅の場合であれば、退去時にもとに戻す必要があるため、保管しておく必要があります。障子を保管する場合は、衝撃や揺れで倒れないように、しっかりと固定しておきましょう。
障子を取り外したら、障子が付いていた枠の寸法を測ります。
このとき、枠にカーテンレールをネジ止めできるか確認しましょう。賃貸住宅の場合は、ネジ穴を開けられないケースがほとんどですので、通常のカーテンレールを取り付けることはできません。
通常のカーテンレールを取り付けられない場合は、突っ張り式のカーテンレールを使用することになります。
カーテンレールとカーテンの取り付け
枠の寸法を測り、取り付けられるカーテンレールの種類を確認したら、カーテンレールとカーテンを購入して取り付けましょう。
前述のとおり、枠にネジ止めできる場合は、通常の「機能性カーテンレール」が使用可能です。
枠にネジ止めできない場合は「突っ張り式カーテンレール」もしくは「突っ張り棒」を使ってカーテンを取り付けます。
ただし突っ張り棒は、カーテンの重みに耐えきれずに落ちてくる恐れがありますので、長期間使用する際は十分な注意が必要です。
障子をカーテンに変える上での注意点
障子をカーテンに変える際は、いくつかの注意点があります。
カーテンの色柄選びは慎重に
カーテンの色柄選びは慎重に行いましょう。なぜなら、カーテンの色や柄で室内の雰囲気がガラリと変わるからです。選んだカーテンの色柄が部屋の雰囲気と合わないと、居心地の悪い部屋になる可能性もあります。
ブラウン・グリーン・ベージュのようなアースカラーやナチュラル系なら、どんな部屋にも合わせやすいでしょう。
派手な色でアクセントを付けたい場合にはオレンジ系など明るい色もおすすめです。ただし、周りの家具やインテリアの色と合わないこともあります。アクセントカラーを選択する際は、取り付け後の完成図をしっかりイメージしてから購入しましょう。
色柄選びに迷ったら、実際の部屋の写真や、なりたい部屋のイメージ写真などをもってお店に行き、店員さんにアドバイスをもらうと良いですね。
安全を確保したうえで作業を行う
障子をカーテンに変える作業を行う際は、安全を確保したうえで作業を行いましょう。
なぜなら、椅子や脚立に上って作業を行うため、落下や転倒の危険性があるからです。高さがないからといって油断していると、思わぬケガをする恐れがありますので、十分な注意が必要です。
可能であれば、2人以上で作業するのが望ましいですが、難しい場合は自宅に誰かがいるときに作業を行いましょう。
転倒を防ぐために、取り付け場所の真下や付近には物を置かないことも重要です。作業中は小さなお子さんやペットが近くに来ないようにして、周囲の安全を確保しましょう。
またカーテンレールを取り付ける際は、金具をしっかり固定しないと外れて落ちてくる恐れがあります。カーテンレールやカーテンが落ちてくると非常に危険です。作業時と作業終了後は、金具がきちんと固定されているか確認しましょう。
カーテンレールの取り付けが難しい場合は、プロの専門家に依頼しましょう。
専門家であれば、自宅の枠に最適なカーテンレールを選択し、安全な状態でカーテンを取り付けてくれます。
とくにカーテンレールやカーテンの寸法は間違えやすいので、専門家に採寸してもらうことをおすすめします。障子からカーテンへの交換は、金沢屋にお任せください。
金沢屋は和室の困りごとを解決するパートナーとして、全国に300 店舗以上を展開している専門家です。
お電話一本でご自宅までお伺いし、障子の取り外しからカーテンの取り付けまでトータルに作業します。部屋の雰囲気に合ったカーテン選びや、枠に合ったカーテンレールの取り付けを行いますので、安心してご依頼いただけます。
カーテンの取り付け以外にも、網戸の張り替えや畳の新調など、おうちのさまざまなお悩みに対応できますので、ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
今回は、障子から差し込む日差しに困っている方に向けて、障子をカーテンに変えるメリットと変える方法について解説してきました。
障子をカーテンに変えると、遮光性を高められるだけでなく、室内の雰囲気も大きく変えられるため、気分転換をしたい方にもおすすめです。
ただし障子を外してカーテンを取り付ける際は、落下や転倒の危険性がありますので、周囲の安全を十分に確保したうえで作業を行いましょう。
自分ではカーテンの取り付けが難しい場合は、ぜひ金沢屋にご相談ください。