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障子の代わりになるアイテム5選!
和室の窓回りに障子以外のアイテムを採用したいと考えても、どのようなアイテムが和室の雰囲気に合うかコーディネートはなかなか難しいものです。そこでここでは、障子の代わりになって、和室の雰囲気も損なわないアイテムを5つご紹介します。
プリーツスクリーン|和モダンな雰囲気に!
プリーツスクリーンは、蛇腹折りの生地を上下に折りたたんで開閉する窓周りアイテムで、美しい水平ラインが和モダン空間を演出してくれます。
メリットは、障子のように外からの視線を遮りながら、程よく採光と遮光ができるため、やさしい光がお部屋を包み込んでくれます。また、ツインタイプであれば、厚地の生地とレース生地が上下に配置されていて、水平の視線を遮りつつ日差しは取り込むというように、生活スタイルに合わせた細かな調光が可能です。
一方、プリーツスクリーンは汚れてしまっても洗濯ができない点はデメリットといえます。日頃のお手入れはハンディモップなどでホコリを払えば十分ですが、目立つ汚れが付いてしまっても丸洗いするというわけにはいかないので注意しましょう。
ハニカムスクリーン|冷暖房効率アップ!
空気の層を作る六角形が蜂の巣のように並んだ構造で高い遮熱断熱効果が期待できるハニカムスクリーン。
和紙のような風合いで和室の雰囲気にぴったりです。また、冷暖房効率を重視する方は、ハニカムスクリーンをおすすめします。
一方、サイズや性能によっては重量があるという点がデメリットになります。厚みのある遮光タイプや、大きい窓のサイズになると開け閉めの操作が大変に感じてしまうでしょう。
また、ハニカムスクリーンも洗濯ができないため、お手入れはモップなどでお掃除する程度になってしまいます。
ロールスクリーン|おしゃれな柄も豊富!
和室と隣の部屋との間仕切りや押し入れ収納の目隠しに使うなど、多種多様な使い方ができるロールスクリーンです。
ロールスクリーンはおしゃれな柄も豊富で生地がフラットなので、障子代わりとして活用したり、壁紙や窓と合わせてコーディネートしていけば統一感のある和室を作り上げられます。
また、遮光タイプや非遮光タイプ、遮熱断熱タイプ、UVカット機能付きなど、機能が豊富なアイテムがラインナップされているので、ライフスタイルに合わせて最適なものを選ぶことができます。
ロールスクリーンを単体で使う場合、ロールスクリーンを巻き上げたときに室内が丸見えになってしまう点は注意が必要です。
ロールスクリーンは基本的に上げるか下げるかのどちらかになってしまうので、人通りの多い道に面した窓だと外からの視線が気になります。
また、一部の商品を除いて丸洗いできないという点と洗濯可の商品だったとしても取り外しが簡単ではないので、基本的に洗濯はできないと考えておいた方がいいでしょう。
ウッドブラインド|調光がかんたん!
窓に付けるだけでインテリア性が格段に向上するウッドブラインド。
スタイリッシュなデザインのウッドブラインドは洋室に合うというイメージが強いかもしれませんが、実は和室との相性もとても良いと言われています。
ウッドブラインドはスラットの角度を変えるだけで、外からの視線を遮ったり、風通しや採光もコントロールできたりと使い勝手の良さも大きな特徴です。
見た目や使い勝手の良さというメリットの反面、値段が高いことがウッドブラインドのデメリットです。リーズナブルにウッドブラインドを使用したいときには、木目プリントのアルミブラインドも選択肢に入れることをおすすめします。
カーテン|遮光性・デザイン性が◎!
シックなデザインで和モダン風に仕上げたり、北欧風カーテンで洋風アレンジをしてみたりと豊富な種類やデザインからお気に入りの1枚を選べるカーテンを障子の代わりにするのもひとつの手です。
遮光性の高い商品やデザイン性の高い商品が多く、選ぶ素材・柄・色を組み合わせることで和室にもフィットするカーテンが見つかる可能性が高まります。汚れてしまっても簡単に取り外して丸洗いできるので、お手入れが簡単なのもカーテンの特徴といえます。
一方でカーテンは左右に生地がかさばるため、サイズや生地の選び方を間違えると、モサッとした印象になってしまいます。スマートさを一番に求める場合には不向きな選択肢になるでしょう。
和室の雰囲気を変えるならデザイン障子紙もおすすめ!
障子以外にも和室の窓に合う代替アイテムがあることを紹介してきましたが、やはり和室には障子が一番と考える方もいるでしょう。障子は残しつつ和室の雰囲気を変えたいのであれば、デザイン障子紙を検討するのもおすすめです。
ここでは、和室の雰囲気をガラリと変えるおすすめのデザイン障子紙をご紹介します。
桜模様
桜模様のデザイン障子紙は、淡い桜が描かれていて、濃淡のあるピンクと桜の柄がとてもおしゃれな印象を演出してくれます。
和紙の美しい風合いをもっているため、和の雰囲気を壊さずに、かわいらしい雰囲気ももち合わせているので、幅広い年代の方から支持されるデザインとなっています。
唐花模様
唐花とは、中国から伝わった文様のひとつで、牡丹のような唐風の花全般を指します。日本では昔から公家の衣装や調度品などにもよく使われてきた模様で、現在でもおめでたい柄として着物や帯に使われることが多いです。
唐花模様のデザイン障子紙を障子に張ることで、部屋全体をシックで華やかな雰囲気にまとめることができます。
柳模様
柳は、その生命力の強さから神事に使用されることが多く、災難除けとしての役割をもつといわれています。
柳模様は、繊細な葉と枝の流れが美しい文様が特徴で、落ち着いた純和風の和室が好みの方にぴったりなデザイン障子紙です。
幾何学模様
幾何学模様とは、円・直線・曲線などの図形でできたデザインの総称で、規則性のある柄から不規則で特徴のある柄まで、図形の組み合わせによってまったく印象が異なります。
色味もさまざまで、色鮮やかなものもあれば、シックな濃淡を楽しめるものもあるため、あえてインパクトの強い幾何学模様も選ぶもよし、和室に馴染む控えめな幾何学模様を選ぶのも良いでしょう。
まとめ
今回は、障子の代わりになるものにどのようなアイテムがあるのか、そのメリットとデメリットを解説しました。
障子の代わりにまったく異なるアイテムを使うことで、まったく違う雰囲気の和室へ模様替えができます。アイテムを選ぶ際のポイントは、採光・調光・遮光性の高さやデザイン性、冷暖房効率への影響などの観点に着目すると選びやすくなるでしょう。
また、障子へのこだわりがある場合には、デザイン障子紙を使って和の雰囲気を大切にしつつ、デザイン性の高い和室をコーディネートすることもおすすめです。自分自身の家のデザインや構造に合ったものを選び、快適で素敵なお家を作りましょう。