障子に穴があいた!補修、張り替え方法と再発防止策を紹介

子どもやペットが穴を開けてしまった障子が、お気に入りの障子だとショックは大きいものです。それに、穴が開いたままだと、外から見たときの見栄えも悪くなってしまいます。そこで今回は、障子に開いた穴を塞ぐ方法と再発防止策を紹介します。

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補修する前に!障子の穴は二度とあかない?

穴が開く原因によって対策を考える必要があります。劣化が原因か、子どもが穴を開けたのか、ペットが穴を開けたのか、それぞれの対策を考えなければ、再発は避けられません。原因別の対策法について解説していきます。

子どもの穴あけ、破れ対策

子どもが障子に穴を開けてしまったときは、ルールを作ったりカーテンで隠したりするのがおすすめです。

子どもが障子に穴を開けてしまう主な理由は、好奇心によるものがほとんどです。子どもにとって障子は遊び道具で、破る音の楽しさや、破れた先に何が見えるのかなど、興味が尽きません。遊んでいて、ボールなどをぶつけることで破れてしまう場合もあるでしょう。

そのため、興味の対象である障子を、最初から見えなくする工夫をしてください。

たとえば、障子がある部屋から子どもを遠ざける、部屋に入れないなどのルールを作ったり、カーテンやタンスで障子を隠したりすると良いでしょう。カーテンやタンスを準備するときは、子どもに気づかれないようにするのがポイントです。

とはいえ、対策を講じても、子どもが障子に穴を開けてしまうかもしれません。そこで、障子の素材を替える方法も検討してみましょう。和紙の素材を変えることで、現状よりも障子の強度が高まるため、障子の穴に悩まなくてすむでしょう。

破れにくい障子の素材は、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

【障子の張り替え】障子紙のおすすめ種類と選び方

ペットの穴あけ、破れ対策

ペットが障子に穴を開けてしまったときは、爪を切ったり、猫タワーなどのグッズを活用したりすると良いでしょう。

ペットは、爪とぎやストレス解消、通り道にするなどの理由から、障子に穴を開けてしまう場合があります。

障子に段ボールを貼り付けて、爪とぎをしても障子に響かないように対策しましょう。あまり段ボールで障子を隠したくない場合は、猫が爪とぎをする高さの部分のみ、段ボールを設置しておく方法もあります。

また、常にペットの爪を短く切っておくことも、障子を守るためには大切なことです。

ほかには爪とぎ用として、猫タワーなどのグッズもおすすめです。障子に穴が開くのも防げますし、猫にとっては遊び場になるため、ストレス発散にもなるでしょう。

ただし、猫タワーが猫の好みでない場合は、新調する必要もあるかもしれません。ペット用のゲージなど、ペットが触らないような環境にするのもひとつです。

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障子に穴を開けないための対策も大切ですが、穴が開いてしまったときは、補修しなければなりません。ごまかすために活用できるグッズと使い方を紹介します。

障子の小さい穴は『補修用シール』を貼る

子どもが小さいと、障子を張り替えても、すぐに穴を開けてしまうかもしれません。指で開いた程度であれば、百円均一ショップにある補修シートでごまかせます。障子を張り替えるよりも簡単で費用もかからないので、試してみましょう。

必要なもの

障子穴用の補修シールを用意しましょう。補修シールは、簡単に穴を塞ぐことができて、障子の穴を目立ちにくくします。百円均一ショップで色や柄など、障子穴の大きさや好みに合わせて選びましょう。

貼り方

1.穴が開いた障子を破れる前の状態に整える。(障子の裏側から元に戻す

2.1の上から、補修シールを貼る。

貼り付けたシールをもう一度剥がして使うと、障子が破れる可能性があります。貼り直しはせずに、注意深く補修シールを貼りましょう。

障子の大きな穴は『和紙をひとマス張り替える』

ひとマスだけ大きな穴がある場合は、部分的な張り替えに挑戦してみましょう。全面的な張り替えよりも手間がかからず、ひとりでも簡単に対応できます。

必要なもの

・障子紙

・障子用ののり

・カッター

貼り方

1.補修が必要なマス目の障子を、枠の内側に沿ってカッターで切り取る。

2.切り取った障子のサイズより、ひと回り大きいサイズに障子を切る。

3.補修する部分の枠にのりを塗る。

4.枠に合わせて用意した障子を貼り、乾燥させる。

破れた障子は、定規で固定しながら切り取るとキレイに仕上がります。障子が剥がしにくいときは、霧吹きを使って障子に湿気を与えます。完成後のシワが気になる場合は、霧吹きで水をかけてから乾燥させましょう。

また、障子紙のアレンジ法として、好みの柄や色を取り入れるのもおすすめです。補修場所の柄や色を替えるだけで、部屋のアクセントにもなります。

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障子の穴が多い!増える前に張り替える

補修シールや部分的な張り替えを行っても、根本的な解決にはなりません。ペットや子どもがたくさんの穴を開けてしまい、収拾がつかない状態のときは業者に依頼して張り替えることがおすすめです。

障子の穴補修を業者に依頼する

部分的な障子の張り替えは、ひとりでも簡単にできますが、不慣れな人がDIYをするのは困難です。

シワになってしまったり、障子紙がたるんでしまったり、手間や時間がかかるわりに納得がいかないこともあるでしょう。破れた障子を切り取るときも、障子の桟や組子に傷がつかないように気をつけなければなりません。

家族だけで過ごす部屋なら、多少シワになっていても問題ないかもしれませんが、客間など人の目につく場所は、業者に依頼して張り替えた方が安心です。

張り替えの費用相場は、選ぶ障子紙によって変わります。業者へ見積もりを依頼するときは、業者の作業料や出張代なども含めた額の、見積もりをお願いしましょう。種類と費用については以下のとおりです。

種類

特徴

費用相場

普通紙
(パルプ障子紙)

植物繊維のパルプが80%以上配合されている
一般的な障子紙。
比較的安価で吸湿性や通気性に優れています。
強度が弱く破れやすい点に注意が必要です。

2,000円~

1枚(高さ約180
×幅約90以内)
あたり

 

強化紙

強化紙は、プラスチックやビニールなどを配合し、
普通紙に比べて強度の高い障子紙です。

4,000円~

1枚(高さ約180
×幅約90以内)
あたり

プラスチック障子紙
(ホームワーロン)

プラスチック障子紙は、障子紙を薄いプラスチック
シートで挟んだタイプの障子紙です。
強度が高く、変色しにくいという利点があります。

8,000円~

1枚(高さ約180
×幅約90以内)
あたり

ワーロンシート

ワーロンシートは、天然素材の和紙に特殊な樹脂
を使用してラミネート加工した障子紙です。
耐久性や防炎性に優れています。

2,000円~

1枚(高さ約180
×幅約90以内)
あたり

※費用の単位:センチメートル

障子の種類について、以下の記事で詳しく解説しています。こちらの記事もぜひ参考にしてください。

障子の張り替えにかかる費用相場は?DIYと業者へ依頼のどちらを選ぶ?

穴あけ防止は『プラスチック障子』に張り替えがおすすめ

穴が開きにくく、破れにくいプラスチック障子の張り替えを検討しましょう。プラスチック障子紙は、和紙よりも耐久性が高く、簡単に破れることはありません。日焼けによって黄ばむ心配もなく、防炎性も期待できます。

また、プラスチック製なので、濡らした雑巾で拭いても大丈夫です。気密性も高く、冷暖房が効きやすいメリットもあります。見た目も和紙と変わらないので、部屋の雰囲気を損なうこともありません。

プラスチック障子のメリットは、以下の記事で詳しく解説しています。

プラスチック障子のメリットとは!張り替える魅力や方法を紹介!

障子の穴が気になるけれど、うまく張り替えられるか心配、何度も張り替えるのが面倒という方は、業者に依頼して時間を短縮しませんか。

金沢屋」は、全国に約300店舗展開しており、実績豊富な職人が対応いたします。障子の張り替えをはじめ襖の張り替えや畳の表替え、新調、掛け軸のご相談まで幅広く承ります。障子の張り替えを検討中なら、ぜひ「金沢屋」へご相談ください。

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まとめ

子どもやペットが障子に穴を開けてしまったときは、補修シールや部分的に障子を張り替えるなどで対応できます。

しかし、不慣れな人がDIYを行うと、出来栄えに納得がいかない場合もあるかもしれません。そんなときは、お気に入りの障子を見つけて、業者へ依頼してみるのもおすすめです。