廊下の床の張り替えにかかる費用とは?張り替えるタイミングも解説

廊下の床を張り替えたいけど、どれくらい費用がかかるかわからない方は多いのではないでしょうか。廊下の床の張り替え費用は様々な要因によって異なります。 今回は廊下の床の張り替えにかかる費用について解説いたします。

この記事は約6分で読み終わります。

廊下の床の張り替え費用はいくら?

廊下の床を張り替える場合はどれくらいの費用がかかるのでしょうか?具体的な金額について解説いたします。

平均すると30万円程度

廊下の床を張り替える費用は、廊下の長さや床の材質など様々な要因によって変化します。一般的には30万円程度で修理が可能な場合が多いですが、これより安く張り替えができる場合もあれば、高額になる場合もあるでしょう。

また、工法によっても費用は異なります。工法には「重ね張り工法」と「新規張り工法」の2種類があります。

重ね張り工法は、現在の床材がフローリングの場合にのみ利用できる工法で、新しい床材を重ねて張ります。施工が比較的簡単であり、短時間で済むため工数にかかわらず費用は安めです。さらに既存の床材の処分費用も発生しないため、こういった面でも費用は安めになっています。

一方で、新規張り工法は、古い床材をすべて剥がして新しい床材を張り付ける方法です。現在の床の状態に関係なく施工できる工法であり、廊下のイメージを一新したり下地の状態をチェックできたりする点がメリットです。

しかし、既存床材を処分しなくてはならず、床材周辺のリフォームが必要になることも多いため、費用は比較的高めになっています。このように床の張り替え費用は、様々な要因で変化することを理解しておきましょう。

カーペットやクッションフロアへの張り替えは安くなる傾向

床材には様々な種類がありますが、費用を抑えたいのであればフローリング材の中のカーペットやクッションフロアがおすすめです。業者ごとにキャンペーンを打ち出しており、特定の床材を使用すれば安く施工ができる場合もあります。

そのため、施工を依頼する業者を選ぶ際は、利用したいと思っている床材での施工が安いかを一度チェックするようにしましょう。とくにこだわりがない場合は、業者ごとに推奨している床材を使用すれば安く施工ができる傾向にあります。

しかし、床材を変更してしまうと廊下の雰囲気が大きく変わります。今までと同じ床材を使って張り替えを行った方が良い場合も多いため、床材選びはじっくり検討するようにしましょう。

目次へ

廊下の床の張り替えを考えるタイミング

廊下の床の張り替えをいつ行えば良いかわからない方も多いのではないでしょうか。張り替えをするべきタイミングについて解説します。

廊下の床が浮いている

廊下の床が浮いているのは劣化している証拠です。放置しているとシロアリが発生するリスクもあるため、なるべく早く床の張り替えを行いましょう。

もしシロアリが繁殖しているのであれば、早めに対処しないと家の耐久性を大きく落とすことになりかねません。廊下だけではなく家の支柱や外壁などにも影響が及んでしまいます。少しでも廊下が浮いていると感じたら、張り替えを検討するようにしましょう。

廊下が軋んでいる

廊下が浮いている場合と同様に、軋んでいる状態も劣化が進んでいます。床の軋みが大きい場合は、シロアリの被害をすでに受けている可能性が高いため注意しましょう。

放置していると床が抜けてしまう可能性もあります。そうなると大掛かりな工事が必要になり、施工費用も高くなってしまいます。シロアリによる被害が広がってしまったら、別の場所も修理しなければいけません。そうなると家全体のリフォームになってしまい、施工費用は膨大になってしまいます。

軋みがひどくなる前に工事を行えば、費用を安く抑えることができるでしょう。もちろん、早く工事を行えば家全体への被害を少なくすることにもつながります。違和感に気づいたタイミングで早めに工事を行うことが大切です。

廊下の壁紙や天井の汚れが目立つ

廊下の壁紙や天井に汚れが目立つ場合は、床に問題がなかったとしても張り替えを行うのがおすすめです。なぜなら、壁紙や天井だけを張り替えるより床の張り替えも一緒に行った方が、費用を安く抑えることができるからです。

床は徐々に劣化していくため、現時点では張り替えをする必要がなかったとしても、いずれは行わなくてはいけません。別々で工事を行うと、工事のためにスケジュールを確保する手間も増えてしまいます。そのため、壁紙や天井に合わせて張り替えを行うのはおすすめです。

床だけを張り替える場合も、壁紙や天井の汚れについてチェックしておきましょう。廊下周りはなるべく一緒にリフォームをすることで、施工費用を大幅に下げることができます。統一感のあるリフォームを行いやすくなるというメリットもあるため、ぜひ同じタイミングでの張り替えを検討してみてください。

廊下周りの設備が劣化している

廊下はキッチンや洗面所と接している場合が多いです。それらの設備が劣化してリフォームを行う場合は、ついでに廊下の張り替えも行いましょう。先ほどの廊下の壁紙や天井の汚れが目立つ場合と同様に、同時に施工を行うと施工費用を抑えることができます。

水回りのリフォームは大規模な工事になりやすく、単体で行ったとしても工数が大幅にかかります。廊下の張り替えを同時に行えば、大幅な工数の節約につながるでしょう。

目次へ

廊下の床を張り替える際の注意点

廊下の床を張り替える場合は注意しなければいけないポイントがあります。具体的な注意点について解説いたします。

危険な状態で放置しない

廊下の張り替えは決して安くはありません。そのため、今すぐに張り替えを行わなくても良いと考えてしまい、危険な状態で放置してしまうケースがあります。

しかし、放置したとしても床の状態が改善することはありません。シロアリの被害を受けている場合は、どんどん床材が劣化していってしまいます。先ほども述べたように、床だけではなくほかの箇所に影響を及ぼす可能性もあります。

床材の劣化が進んでしまった場合、床が抜けてしまう可能性もあるでしょう。床が抜けてしまったら工事をするしかなくなってしまいます。そのため、危険な状態で放置するのは避けて、なるべく早く張り替えを行うようにしましょう。

複数の業者から見積もりを取る

業者によって床の張り替えにかかる費用は大きく異なります。なるべく費用面の負担を少なくするのであれば、複数の業者から見積もりを取ることが欠かせません。複数の業者から見積もりを取れば、提示されている施工費用が適正かどうかを判断することもできます。

1社からしか見積もりを取らないと、法外な費用を提示されたとしても気づくことができません。実際に悪質な業者も存在しています。そういった業者に依頼するのを避けるためにも、必ず見積もりは複数の業者から取るようにしましょう。

費用以外には施工内容やアフターフォローを比較することも大切です。施工費用が少し高めでも、アフターフォローが充実している業者を選んだ方が良い場合もあるでしょう。ひとつの要素だけで業者を選ぶのではなく、様々な要素を含めた上で最も安心して工事を依頼できる業者を選ぶようにしましょう。

目次へ

まとめ

廊下の床の張り替えは高額になる場合もあります。しかし、張り替えを先延ばしにしているとどんどん床の状態が悪化してしまうため注意しなければいけません。現在の床の状態が悪いという方は、早めに業者に張り替えの相談をしましょう。

どの業者を利用すれば良いかわからない方や、床の張り替えを始めとしたお家に関する困りごとを何とかしたい方は金沢屋にご相談ください。