畳からクッションフロアへリフォームするには?方法と費用をご紹介

クッションフロアとは、クッション性のあるビニール製の床材を指します。防水性や防音性などに優れており、お手入れや掃除も簡単なのが特徴です。 畳からクッションフロアへリフォームするには、クッションフロアのメリット・デメリットやリフォーム方法を前もって理解しておくと安心です。 今回は、畳からクッションフロアにリフォームするメリット、デメリットや方法について解説いたします。

この記事は約6分で読み終わります。

畳からクッションフロアにリフォームするメリット

クッションフロアに張られている塩化ビニールは、水を弾く性質があります。耐水性や撥水性に優れており、水や油がついても拭き取るだけでキレイになります。ひどい汚れがついても、中性洗剤を使えば簡単に掃除できるなど、メンテナンスしやすい点が大きなメリットです。

畳に比べてダニが発生しにくいうえ、好みに合わせて豊富なデザインから選ぶことができます。部屋の雰囲気をガラッと変えたいときにもおすすめです。

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畳からクッションフロアにリフォームするデメリット

クッションフロアにはデメリットもあります。ビニールが張られているため、傷やへこみがつきやすく、特に長期間家具を置いていた場所は破れてしまう可能性もあります。熱に弱く、家電製品が近くに設置してある場所では変色することもあります。

また、フローリングよりも経年劣化が早いこともデメリットのひとつです。クッションフロアは専用のボンドや両面テープで張り付けるため、接着剤が劣化すると剥がれて浮いてしまいます。その隙間にごみが溜まってしまうため、定期的なお手入れが必要となります。

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DIYで畳からクッションフロアにリフォームする方法と費用

畳からクッションフロアにリフォームするには、DIYと専門業者に依頼する方法の2つがあります。まずは、DIYでクッションフロアにリフォームする方法や費用について説明しましょう。

DIYでコストを抑えてクッションフロアを敷きたい場合、畳の上に直接重ねて敷く方法があります。通販サイトやホームセンターなどでクッションフロアを購入し、畳に両面テープで張り付けるだけなので費用が節約でき、簡単に仕上がります。

滑り止めシートが付いたクッションフロアであれば、置くだけで作業が完了し、とても便利です。一方、滑り止めシートは畳の上に敷いてもうまく固定できず、ずれてしまう場合があるため、耐久性に劣ります。

また、畳の上にクッションフロアを敷く方法は、畳にビニールを重ねるため湿気がこもり、カビが生えやすくなることも考慮しましょう。

かかる費用

DIYで畳の上にクッションフロアを敷くのにかかる基本的な費用は、クッションフロアの材料費のみです。クッションフロアの価格は、1㎡あたり2,200円~4,500円程度が目安です。6畳の和室であれば、3万円~5万円程度みておくと良いでしょう。 

用意するもの

DIYで畳の上にクッションフロアを敷くには、以下のものを用意しましょう。

・面積分のクッションフロア
・両面テープ
・ハサミ(またはカッターナイフ)
・クッションフロア用の継ぎ目処理剤
・防虫・防ダニ・防カビシート
・ズレ防止用の杭(またはサビ防止付きの画鋲)

手順

クッションフロアや道具などが用意できたら、以下の手順で敷いていきましょう。

1.掃除機やホウキなどを使って、畳の上を掃除します。畳の上に残った汚れは、ダニやカビのエサとなり、繁殖してしまうおそれがあるためです。大きなゴミは掃除機、畳の隙間に入り込んだゴミはホウキを使うと、スムーズに掃除できます。

2.クッションフロアを敷く場所に置き、大きさを確認しながら少し余裕をもたせてカットします。このとき、クッションフロアの継ぎ目が目立たなくなるよう、木目を合わせるとキレイに仕上がります。

3.湿気によるカビやダニの繁殖を防ぐために、防虫・防ダニ・防カビシートを敷き、杭や画鋲で固定します。できれば、画鋲よりも杭を使った方が、錆びにくい素材でできているためおすすめです。

4.クッションフロアの裏面に、両面テープを貼っていきます。四隅に加えて十字を切るようにして貼ると、クッションフロアの膨らみを防げます。

5.空気が入らないように注意しながら、ゆっくりと畳に張り付けましょう。空気が入ったら、タオルを押し当てて外へ空気を出します。

6.定規やヘラを使い、壁に角をしっかりとつけて押し込みます。カッターで余分なシートをカットし、キレイに仕上げることが大切です。

7.仕上げに、クッションフロア同士の継ぎ目に処理剤を付ければ完成です。

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業者へ依頼して畳からクッションフロアにリフォームする方法と費用

畳からクッションフロアへリフォームするのに、畳の上に敷くだけであればご自身で手軽に行えます。ただ、仕上がりのキレイさやカビの生えにくさを重視したい方は、業者に依頼してしっかりと仕上げてもらいましょう。

業者に依頼する場合は、基本的には畳をはがした後でクッションフロアを敷いてくれます。高い技術で適切に下地処理をしてくれるため、段差が生じずに美しく仕上がります。さらに、通気性が良くなり、カビが生えにくくなります。

クッションフロアへのリフォームは、畳などの張り替え専門店である「金沢屋」がおすすめです。全国で約350店舗を展開している金沢屋では、お客様が抱える「お家のお困りごと」を解決すべく、地域に密着した職人がご自宅のメンテナンスを行っております。品質の良さと技術力の高さで、ワンストップで解決いたしますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

最後に、専門業者へ依頼する場合の方法や費用について説明します。

かかる費用

畳をはがしてクッションフロアにするには、材料費に加え業者に対する施工費用がかかります。下地の処理とクッションフロアの施工を合わせて、6畳の和室でおよそ10万5,000円からが相場となっています。8畳ではおよそ14万円、10畳ではおよそ17万円が費用相場です。 

畳の上に、収納棚やソファーなど自分たちで動かせない家具が設置されている場合は、料金がおよそ2万円~3万円ほどプラスされます。重い家具の移動は、業者に任せた方が安心です。

手順

畳をはがしてクッションフロアを敷く手順をみていきましょう。

1.畳の上に置いてある家具を移動し、畳をすべて外します。

2.部屋の壁際に、際根太(きわねだ)という下地材を組みます。これは、壁際の下地が下がらないようにする補強方法です。畳の下に断熱材が入っていないと、クッションフロアにしたときに冷えやすくなってしまうため、根太の施工前に断熱材を入れる場合もあります。

3.クッションフロアの下地に当たる置床を作るため、床下に支持脚を仮止めします。その上にパーティクルボードやベニヤ板などを置いて、高さを調整したのち、ボードの隙間に接着剤を流し込んでボード全体を固定します。

4.パーティクルボードの上に合板を張り下地が完成したら、クッションフロアを張ってリフォームは完了です。

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まとめ

和室から洋室へのリフォームは需要が多く、畳からクッションフロアへのリフォームを希望されるお客様も増えています。クッションフロアは日々の手入れが簡単で、ダニが発生しにくいことがメリットです。デザインが豊富なので、部屋の雰囲気をガラッと変えたい方にもおすすめです。

キレイで長もちするクッションフロアにリフォームしたい方は、ぜひ金沢屋へご連絡ください。