【コツ】網戸は自分で張り替えられる!必要な道具・手順・やり方を紹介!

網戸を長年使っていると、いつの間にか破れたり穴が開いたりしてしまうことがあるでしょう。穴から虫が入り込んだり、破れた部分からペットが外に出てしまったり、深刻なトラブルに発展してしまうこともあります。 そんなトラブルを招く前に、網戸を張り替えましょう。網戸は自分で張り替えることも可能です。今回は、網戸の張り替えのコツや張り替えの手順について紹介します。

この記事は約9分で読み終わります。

コツを掴めば網戸の張り替えは自分で簡単にできる?

網戸の張り替えは業者に依頼するもの、というイメージをもっている方もいるでしょう。しかし、網戸の張り替えに必要な材料や道具はお手頃な価格で購入できるため、誰でも気軽にDIYにチャレンジできます。

網戸の張り替えを上手くやるポイントは、適切な手順を踏むこと、そして張り方のコツを押さえることです。最初のうちはたるみが生じたり、張り替えネットを小さくカットしてしまったりして上手くいかないこともあるかもしれません。

その場合、押さえゴムを外して再度はめ直す、新たに張り替えネットを購入するなどしてやり直すことができます。

自分で網戸の張り替えをするのに向いている人は以下のとおりです。

・業者に依頼するよりも料金を安く済ませたい人

・普段からDIYをして道具の扱いに慣れている人

・施工するための場所が確保できる人

 これらに当てはまらない場合は、ケガをしたり時間がかかったりするため、業者に相談してみると良いでしょう。

網戸の張り替えを依頼する業者の選び方についてはこちらの記事をご覧ください。

「網戸の張り替えを業者に依頼するメリットと良い業者の選び方」

目次へ

網戸の張り替えに必要な道具を確認する

網戸の張り替えに必要なのは以下の道具です。ホームセンターで手に入るので、手軽にそろえることができます。

・網戸張り替え用ネット

網目の細かさや色、耐久性や材質などさまざまな種類があります。外から中が見えにくくなるマジックミラーのようなネットやポリエステル素材のネットなど、さまざまな素材があるので、場所や用途に合わせて選びましょう。

・網押さえゴム

網戸の縁を押さえておくゴムです。サイズを間違えると使えないので、張り替えたい網戸のゴムのサイズを調べてから用意しましょう。

網押さえゴムのサイズはさまざまで、ホームセンターには3.5mm、4.5mm、5,5mmが販売されているケースが多いです。それぞれに1mmずつしか変わらないものの、1mm違うだけでゴムが入らない、サッシにフィットしないこともあるので、よく確認して選びましょう。

また、ゴムを選ぶ際はメーカーによってもゴムの太さが違ってくることも覚えておきたい点です。

どのゴムを選んだら良いのかわからない場合は、プロに依頼することをおすすめします。

※素材がゴムではなくプラスチックである場合もあります。

・網押さえローラー

網押さえゴムを押さえるために使うローラーも必須です。使いやすいものを選びましょう。

・クリップ

ネットと網戸の縁を固定するためにクリップも用意しておくと良いでしょう。網戸張り替え用のクリップもありますが、文房具のクリップでも問題なく使えます。

・カッター

ネットをゴムで押さえたあとに、余ったネットを切り落とす必要があります。良く切れるカッターを用意しましょう。

・掃除道具(雑巾、歯ブラシ、手袋、バケツなど)

網戸の枠を綺麗にするための掃除道具も必要です。枠は意外と汚れているので、張り替えるついでに掃除しましょう。

道具を選ぶときのコツ【張り替えネット】

網戸のメインとなる張り替え用のネットはどのように選べば良いのでしょうか。

まず、ネットの色は複数あることを覚えておきましょう。最も一般的なのはグレーですが、外の見通しが良い黒、前述したマジックミラータイプなどさまざまな種類があるため、部屋に合ったものや好みのものを用意しましょう。

次に、網目のサイズも決めなければなりません。サイズは数値化されており、数字が大きいほど網の目が細かい仕様です。最も使いやすいネットは24だといわれています。粗すぎると虫を通してしまい、細かすぎると風通しが悪くなるため、適度なものを選びましょう。

最後に、網の素材についても確認します。丈夫さを求めるならポリエステル、耐久性を求めるならグラスファイバー、景色を重視しないのならステンレスなど、部屋の用途や好み、予算に応じて選んでください。

道具の使い方のコツ【網押さえローラー】

網戸を張り替える中で大切な作業は、ローラーを使って網を押さえる作業です。網押さえローラーは、大きな円を中央に向けながら使うと上手に使えます。力を入れ過ぎるとゴムが傷つく可能性がありますが、力を入れなさ過ぎてもうまく張れません。

網押さえローラーをうまく使えないと、出来栄えが悪くなってしまうため、コツを押さえながら確実にゴムでネットを押さえましょう。

目次へ

失敗せずに網戸を張り替えるコツは「事前準備」を怠らないこと!

網戸を上手に張り替えるには、事前にきちんと準備しておくことが欠かせません。必要な材料や道具がすべて揃っていないと、うまく張れないばかりか途中で買い出しが必要となり、時間のロスが生じるでしょう。

網戸の張り替えに必要なものはどこで買う?

網戸の張り替えに必要な材料・道具は、以下の方法で揃えることができます。

ホームセンターで揃える

DIYに必要な道具のほとんどは、ホームセンターで揃えることができます。網戸の張り替えに必要な材料や道具もすべて販売されているので、すぐに揃えたい場合はホームセンターを利用すると良いでしょう。

注意点は、張り替える網戸のサッシが規格外の場合や購入したいサイズがない場合があることです  。

  また、網戸関連のアイテムは、ホームセンターでは季節商材の扱いです。大きなホームセンターであれば年中対応していることもありますが、夏場でなければ張り替え道具の販売がされていない可能性があります。

ネット通販で揃える

網戸の張り替えに必要な道具は、ネット通販でも購入できます。楽天やAmazonで検索すると、必要なアイテムをすべて揃えることができるでしょう。

実店舗では、必要な道具を揃えることはできるものの、在庫次第で選択肢が限られてしまうケースがほとんどです。しかし、ネット通販であれば幅広い選択肢のなかから、自分の好みのアイテムを選ぶことができます。網戸の種類 にこだわりたい場合は、ネット通販での購入がおすすめです。

また、ホームセンターであれば夏場しか売り出されていないこともありますが、ネット通販だと季節に関係なく入手しやすいのもメリットといえるでしょう。

DIYで張り替えるなら料金はどう抑える?

せっかくDIYで網戸を張り替えるなら、できるだけ料金を安く抑えたいものです。ホームセンターだと材料費を比較するには複数店舗を回る必要があり、比較は難しいでしょう。

しかし、通販サイトであれば商品価格に送料を加えて、どこが安いのか総合的に判断することができます。

また、業者に依頼した場合はどれくらいの料金がかかるのか業者依頼と比較してみるのもひとつの方法です。

目次へ

【手順】網戸を張り替えるやり方とコツ

網戸を張り替える手順は以下のとおりです。

・1.サッシ(網戸の枠)を窓枠から外す  

・2.古いネットを外す

・3.新しいネットをサッシの大きさにカット

・4.張り替え用ネットをクリップで固定

・5.網押さえゴムを押し込む

・6.仕上げ

それぞれのやり方と作業のコツを紹介します。

手順1.サッシ(網戸の枠)を窓枠から外す  

まずはサッシを窓枠から外します。無理に外さずに、メーカーごとの外し方を確認しましょう。メーカー名を入れて検索した結果に基づいて正規の手順で外せば、キレイに安全に外れるようになっています。

コツ:平らな場所にシートを敷く

外したサッシは作業がしやすいように平らな場所に置きましょう。また、網戸は汚れていることが多いので、汚れ防止のためにレジャーシートを敷いて作業するのがおすすめです。

手順2.古いネットを外す

次に古いネットをサッシから外します。古い網押さえゴムの切れ目を探して、網押さえゴムを浮かすと簡単に外すことができます。網押さえゴムを浮かす際には、マイナスドライバーを使うとより効率良く外せるでしょう。

ネットとゴムを外したら、サッシを掃除しましょう。 土やホコリが溜まって汚れているので新しいネットに交換すると目立ちます。

コツ:掃除はブラシや雑巾を使う

狭い溝などはブラシを使うと、掃除がしやすいです。仕上げに雑巾で拭き上げると、キレイにホコリや汚れを落とせます。

手順3.新しいネットをサッシの大きさにカット

買ってきたネットをサッシの大きさに合うようにカットしましょう。網押さえゴムの位置よりもはみ出すように余白をもたせてカットしてください。

コツ:ネットをサッシと平行にしてカットする

ネットを網目に沿ってキレイにカットするコツは、ネットをサッシと平行になるように置くことです。そうすれば、網目が斜めになるのを避けられます。

手順4.張り替え用ネットをクリップで固定

張り替え用のネットをクリップで固定します。ここでサッシにネットを固定しておくことで、後の工程が楽になるため、ひと手間を惜しまないようにしましょう。

コツ:サッシの4辺をクリップで止める

ズレないようにするために、4辺をクリップで固定するのがキレイに仕上げるコツです。

手順5.網押さえゴムを押し込む

網押さえゴムを押し込みます。ネットは若干ゆとりをもたせたくらいが張ったときにちょうど良くなるでしょう。また、ネットは紫外線によるダメージを受けやすいことも把握しておきましょう。

ゴムを押し込むときは、ローラーを持っていないほうの手でネットとサッシをしっかり押さえて確実に押し込みましょう。

コツ:ゴムはサッシの角部分から押し込む

ゴムはサッシの溝の角部分から押し込むとキレイに仕上がります。ゴムは先端を5センチメートルほど残して差し込みましょう。

手順6.仕上げ

最後の仕上げとして、ネットとゴムの余分な部分をカットして整えます。カッターを使ってまっすぐカットしましょう。ネットの切り口がほつれてしまった場合は、はさみでキレイにカットすれば問題ありません。

コツ:カッターでカットする

カッターをサッシの溝部分に当てるようにしてネットをカットするのがキレイに仕上げるコツです。網専用のカッターだと、より簡単にカットできます。

目次へ

張り替えに失敗し続けたら“網戸のプロ”に相談

網戸の張り替えは、道具を用意してコツを押さえれば誰でもできます。しかし、なかなかまとまった時間が取れずに張り替えられない、道具を揃えるのが手間に感じる、思ったよりもうまくいかなかった、張り替えの作業が苦手だという人は  、業者に依頼するのもひとつの方法です。

業者に依頼する場合の費用の相場や注意点について紹介します。

網戸の張り替えの料金相場

網戸の張り替えを業者に依頼すると、1枚あたり2,000円~5,000円前後が相場です。最初の数枚が安価で、それ以上になると通常料金がかかる業者や、2階以上の網戸は追加料金がかかる業者など、業者によって独自のルールがある場合もあります。よく確認しておきましょう。

何枚の張り替えを依頼したいのか、1枚当たりの費用はいくらなのかを、事前に業者に確認して見積もりを取るのもおすすめです。

網戸張り替えの業者の選び方については、こちらの記事をご覧ください。

網戸の張り替え費用の相場をご紹介!業者に依頼する場合は?

網戸の張り替え業者に依頼する際の注意点

業者に網戸の張り替えを依頼する場合にはいくつか注意点があります。

まず、賃貸物件の網戸の張り替えを計画している人は注意が必要です。賃貸の場合は、付属設備の改修や補修は基本的に賃主が負担することになっているため、借主の判断で勝手に張り替えると、貸主との間でトラブルが発生する可能性があります。

張り替えを業者に依頼する前に、賃貸借契約書の確認や、大家さんへの相談を忘れないようにしましょう。

目次へ

まとめ

今回は、網戸の張り替えのコツについて紹介しました。網戸の張り替えは、道具もホームセンターで簡単に手に入りますし、コツさえつかめば誰でも簡単に行うことができます。

ただ、自分で張ると強度が心配、なかなか張り替える時間がとれないという方は業者に依頼するのもひとつの方法です。

業者に依頼する場合は、全国展開している張り替え専門店の金沢屋をご検討ください。ぜひ一度ご相談ください。