目次
網戸の状態で分かる!網戸を張り替える時期の目安
まずは、現在使用している網戸の張り替えが必要な状態なのか判断する目安を解説します。
網戸の寿命が近い
網戸の耐久年数は網の種類にもよりますが、10~15年程度です。 現在使用している網戸が10年以上経過しているなら、寿命が近いかもしれません。使用し始めてから15年以上経っているなら早急に張り替えを検討しましょう。
また、網戸の寿命は使用環境などにも影響されます。日当たりの良い場所や雨風に晒されやすい場所に設置されていると、寿命が短くなりがちです。
そのため、取り付けから5年を経過したら、こまめに観察しておきましょう。劣化状況がひどければ、10年経っていなくても張り替えを検討するのがおすすめです。
網戸全体がたるんでいる
網戸は新品だとピンと張った状態ですが、次第に張りが弱くなっていきます。しっかりと張られておらず、たるんでいるようなら張り替えを検討しましょう。
網戸がたるんでいると端の方に隙間もできるため、小さな虫やゴミなどが室内に入ってくることもあります。
網戸に穴や破れがある
長く使っている網戸は穴が空いたり、端の部分が裂けたりしていることがあります。そのまま放置しておくと、どんどん広がってしまうケースも多いです。穴や裂けている箇所が大きくなれば、室内に虫が侵入するおそれがあります。
そのため、穴が広がる前に張り替えをしておくのがおすすめです。
ゴムパッキンが劣化している
網戸の端の部分はゴムパッキンで枠に固定されています。ゴムは柔軟性があるため、ネットがピンと張っている状態で固定できる仕組みです。
しかし、ゴムが劣化して柔軟性が失われるとネットもたわんできます。あまりひどくなると、端の部分で固定できなくなり隙間が空いてしまうかもしれません。
そのため、ゴムの状態を確認してみて柔軟性がなくなっているようであれば、寿命と判断しましょう。また、網戸の張り替えをするときにはゴムパッキンの交換も必須です。
網戸の張り替えにかかる料金相場
網戸の張り替えを検討する際には料金相場を把握しておきましょう。
業者に依頼する場合には、1枚あたりの張り替え料金は3,000~7,500円程度が相場です。網戸の大きさや種類によって料金相場に差があり、小窓だともう少し安く済む場合もあります。
網戸のネットを張り替えるだけなく、網戸そのものを交換する場合は、2~3万円程度かかります。
【網戸の張り替え前に】知っておきたい3つのこと
網戸の張り替えをするなら、次のようなことを知っておく必要があります。
網目のメッシュ
メッシュは網目の細かさを表すのに使われる単位で、1インチあたりの網目の数を示しています。メッシュの数字が大きいほど網目が細かく値段も高めです。また、メッシュ数と具体的な網目の大きさは次の表のようになっています。
メッシュ数 | 18 | 20 | 24 | 30 | 40 |
網目の大きさ(mm) | 1.15 | 1.03 | 0.84 | 0.67 | 0.64 |
一般住宅の窓には18~20メッシュの網戸が多く使われています。虫やホコリを防ぎたいくらいの用途など、ちょうど良いでしょう。
重点的に虫対策をしたいなら、程度に応じて24、30、40メッシュがおすすめです。ただし、網目が細かいと風通しが悪くなります。
網戸の素材やカラー
網戸にはさまざまな種類の素材があります。代表的な素材は、ポリプロピレン・ポリエステル・グラスファイバー・ステンレスの4つです。ポリプロピレンなら比較的安く済みます。ステンレスは耐久力がありますが、価格は高めです。
色はブラック・グレー・銀黒マジックなどがよく使われています。ブラックは光が反射しにくいため、室内から外の景色が見やすいのが特徴です。逆にグレーは光を反射しやすく、視線を遮る特徴があります。
網押さえゴムのサイズ
網押さえゴムは、網戸の端の方で網を固定するのに使用するゴムパッキンのことです。サイズの種類が多いです。
2.8mm・3.5mm・4.0mm・4.5mm・5.0mm・5.5mm・6.0mm・6.5mm・6.8mm・7.5mmの種類があります。
網戸の種類に応じてサイズが異なるため、事前に調べておきましょう。網戸1枚で使用する長さは、6~7m程度です。
また、網戸ネットを張り替える際にはゴムパッキンも同時に交換しましょう。
網戸の張り替えは自分でできる?
網戸の張り替えは自分でやろうとすれば、時間がかかってしまう可能性があるうえ、うまく仕上がるとも限りません。業者への依頼も検討しましょう。
網戸の張り替えを業者に依頼する際には「預かり」か「訪問」のふたつの方法があります。訪問なら、その場で行うため日をまたぐことはありません。預かりだと、数日から1週間程度時間がかかってしまいますが、業者を室内に入れずに済みます。
自分で張り替えをする時間がない方やカッターの扱いに自身がない方などは業者に依頼するのがおすすめです。網戸の選び方なども教えてもらえます。
業者に依頼するなら、追加費用などがかからず迅速に対応してくれるところを選びたいでしょう。そこで、金沢屋への依頼を検討してみてはいかがでしょうか。
金沢屋は、襖・畳・障子・網戸の専門店で全国300店舗展開しています。全国ほとんどの地域で利用できて、見積もりは無料で対応エリア内なら出張費用などもかかりません。お急ぎの場合には状況次第で当日の対応も可能です。
網戸の張り替えが必要なら、ぜひ金沢屋にお任せください。
網戸を自分で張り替える方法
自分で網戸を張り替える場合の所要時間は1~2時間程度です。また、次のような道具を用意しておきましょう。
・網戸シート
・カッター
・網戸固定用ゴム
・網戸ローラー
・毛布や新聞紙
・はさみ
・歯ブラシ
・ものさし
・軍手
・雑巾
・ドライバー
・ピンセット
・洗濯バサミまたはクリップ
それでは、自分で網戸を張り替える方法を説明していきます。
1. 古い網戸シートを外す
まず、古い網戸をサッシから外しましょう。汚れやすいため新聞紙やシートなどを敷いて上に置きます。
そして、ゴムを剥がす作業です。ゴムが貼られている面を上にし、つなぎ目を探して剥がします。ドライバーやピンセットで掻き出すようにすると剥がれやすいです。
2. 網戸を掃除する
ゴムが埋め込まれていた溝には汚れが溜まっているため、掃除しましょう。歯ブラシでホコリなどの固形物を掻き出してから固く絞った雑巾で水拭きします。
それから、乾拭きするか天日干しで乾燥させて水分を取り除きましょう。
3. 新しい網戸シートとゴムを用意する
網戸シートは網戸の枠のサイズに合わせてカットする必要があります。溝に埋め込む部分が必要なため、枠とピッタリのサイズではなく、10センチメートル程度余裕を持ってカットしましょう。
4. 網をフレームに固定して埋め込む
網戸シートは巻かれた状態になっています。巻き癖が付いている場合には、癖の方を下向きにして、しっかり張った状態にしてからクリップか洗濯バサミでフレームに固定しましょう。
それから、網戸ローラーを使用して網戸押さえ用のゴムを端から溝に埋め込んでいきます。角の部分はゴムが入りづらく調整もしづらいため、辺の途中から始めると良いでしょう。
角の部分は最後に行いますが、網戸ローラーを強く押し込むとゴムが入りやすくなります。
5. 網の張り具合をチェックする
網戸シートの張りが弱い場合には、引っ張りながら固定してゆるみがないように調整しましょう。ゴムの浮き・網の浮き・波うちなどもないかどうか確認が必要です。
ゴムの浮きを直すときにはローラーで押し込みます。網の浮きや波うちがあるときには、ゴムを引き出して張り直しましょう。ただし、張り直しを何度もすると癖が付きやすいため、3回が限度です。
6. 余分な網を切る
網戸シートは余裕を持ったサイズに切っているため、余っている部分もあるでしょう。最後にカッターで余分な網を切り取ります。網戸シートは切りづらいため、意外と難しく感じる人も多いかもしれません。
網戸を自分で張り替える際の注意点
前章で説明した手順通りに行えば、DIYでも網戸の張り替えが可能です。しかし、次のような注意点もあります。
・時間と手間がかかる
・網戸シートの余った部分をカットするのが難しい
・作業中に網を傷つけてしまわないようにする
・網をあまり強く張りすぎないようにする
時間と手間がかかるため、忙しくてなかなかできない人もいるでしょう。うまくカットできなかったり網を傷つけてしまったりするかもしれません。
網を張る際の強さ加減も難しいです。あまり強く張ると枠が歪んでしまうこともあります。曲がりなりにもできても、仕上がりに不満が出てしまうこともあるでしょう。
手早くキレイに仕上げたいなら、費用はかかっても業者に依頼するのがおすすめです。網戸そのものや戸車・外れ止めなどの状態も確認してくれます。そのため、交換時期が早い段階で分かるのもメリットです。
まとめ
網戸は10~15年程度で寿命を迎えるため、劣化が目立ってきたら張り替えなければなりません。交換用の網戸シートを選ぶ際には、網目の細かさ・素材・カラーなどの特徴を押さえておきましょう。
材料や工具を買い揃えればDIYで行うこともできますが、うまく仕上げるのは難しく、あまりおすすめできません。キレイに網戸を張り替えたいなら、ぜひ金沢屋にお問い合わせください。