【和室】天井の張り替え費用の相場はいくら?工法による違いとは

目次1 和室天井の張り替え費用相場2 和室天井の張り替え費用相場2.1 板張り2.2 クロスへの張り替え3 和室天井の張 … 続きを読む 【和室】天井の張り替え費用の相場はいくら?工法による違いとは

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和室天井の張り替え費用相場

天井は古くなると汚れや傷みも出てくるため、和室のリフォームのときに天井の張り替えを検討する方もいるでしょう。この記事では、天井の張り替えやリフォームの工法別の特徴、費用相場を紹介します。和室の印象を大きく左右する、天井の張り方の種類についても把握しておきましょう。

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和室天井の張り替え費用相場

和室の天井を張り替える場合、主に板張りとクロスへの張り替えの2種類の方法があります。それぞれのやり方や特徴、費用相場について紹介します。

なお、天井の傷みをそのままにしておくと、天井の剥がれや落下のリスクがあり、さらに張り替え費用がかさむことにもなりかねません。以下の場合には、早めに張り替えを検討してください。

・天井にシミやたわみ、穴がある

・クロスが剥がれている

・天井にカビが生えている

板張り

板張りは、木材を表面に張る施工方法で美しく仕上がることが特徴です。

天井を板で張り替える場合、費用は5~10万円前後から可能です。しかし、使用する素材の種類や質によって大きく差が出ます。天井材に使われる主な素材は、無垢材、天然木化粧合板、プリント合板の3種類です。

それぞれの特徴は、以下のとおりです。

無垢材:天然の木材で、木ならではの美しい木目や香りを楽しめますが、価格は合板に比べて高価です。収縮しやすいデリケートな素材でもあります。

天然木化粧合板:合板に天然木を貼りつけた素材です。無垢材よりも安価に自然の木目を楽しめます。

プリント合板:合板に木目などをプリントした紙を圧着させた素材です。天然木化粧合板よりも安価で張り替えできます。

クロスへの張り替え

クロスへの張り替えの費用は、3~5万円程度が目安です。ただし、天井板の傷みが激しい場合には、下地の調整が必要になるので注意しましょう。天井の種類によっては、そのまま貼るのが難しいケースもあるので、業者への相談をおすすめします。

マンションなどは和室天井もクロス仕上げが採用されていることが多くなっており、張り替えは簡単です。1日程度でリフォームできるでしょう。

クロスの素材には、ビニールや織物、紙、オレフィンなどがあります。

ビニールクロス:低価格で水拭きが可能であり、天井クロスに使用されることが多い素材です。手軽に施工できますが、部分修復はできません。

織物クロス:繊維の風合いを楽しめ、高級感があります。しかし、汚れに弱く燃えやすい素材のため施工できる場所が限られること、ビニールよりも高価になることがデメリットです。

紙クロス:自然の素材なので柔らかい印象で、通気性のある素材です。ただし汚れが落ちにくく、ビニールよりも高価になります。

オレフィンクロス:ポリエチレンやPP素材を使用したクロスで、ビニールのように汚れに強く耐久性があります。廃棄の際にビニールのような有毒ガスが発生しない、環境に配慮された素材です。

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和室天井の張り替え以外のよくあるリフォーム費用相場

和室の天井は、張り替え以外にも塗装や天井を高くするといったリフォームもできます。それぞれの特徴や費用相場について紹介します。

塗装する

天井の下地の劣化がひどくない場合には、塗装によるリフォームができます。費用目安は3~5万円程度と、張り替えよりも低予算で済むことが多いです。傷や汚れを隠すといった部分的なリフォームにも対応しています。

塗装リフォームの魅力は、色や質感がクロスよりも豊富に揃っていることで、デザインにこだわった施工も可能です。また、塗料によって消臭や防カビなどの機能をもたせることもできます。

和室の天井の場合には、表面の風合いが楽しめる珪藻土や漆喰などを使用すると良いでしょう。

塗装は一般的にクロス施工よりも簡単なため、天井の種類によってはDIYも可能です。しかし、キレイに仕上げるならプロである業者へ依頼することをおすすめします。

天井を高くする

天井は一般的に二重構造になっているため、住宅によっては表面の板を外して天井を高くするリフォームも可能です。部屋のイメージを大きく変え、より開放感のあるおしゃれな部屋にすることもできます。

ただし、費用目安は20~30万円程度と高額で、施工期間も1週間程度かかります。吹き抜けにする場合には、さらに費用がかかります。また、構造によっては塗装や断熱材の追加、照明の再取り付けなどの工事が必要です。

なお、表面板がなくなることで冷暖房が効きにくくなる、防音性が低下するなどのデメリットもある点に注意しましょう。

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和室天井の種類

和室天井は、張り方によって部屋の印象が大きく変わることが特徴です。和室の天井を張り替えるにあたって押さえておきたい天井の種類を紹介します。

格天井

格天井(ごうてんじょう)とは、格子状に組んだ角材(格縁)に天井板を張った天井です。寺院建築などに用いられる伝統的な工法で装飾性も高く、和室の中でもっとも格式の高い「真」の格付けとされます。

格天井には、中央を一段高くした折上格天井や、格子の中にさらに格子を組み込んだ小組格天井などの種類があります。一般住宅にも用いられており、和室にこだわりのある方から選ばれています。

目透かし天井

目透かし天井とは、天井板を張る際に板と板の継ぎ合わせの間に、わずかに隙間を空けた天井です。打ち上げ天井ともいわれます。和室に一般的な天井の仕上げで、厚みを感じさせずすっきりとした印象を与えることが可能です。

隙間の幅や深さ、隙間の底部分の板の材質などがデザインのポイントになります。

竿縁天井

竿縁天井とは、和室の四隅にある周り縁に竿縁と呼ばれる細長い木材を通して支えている天井です。戸建住宅の和室に多く用いられています。

竿縁を吹き寄せにした仕上げや、猿の頬のような面取りを施した竿縁の猿頬竿縁天井などの種類があります。

竿縁天井は、天井板の合わせ目に隙間があるため、高い通気性があることが特徴です。その一方で竿縁があるため、目透かし天井のように経年劣化で隙間の幅が広がってしまうことがありません。

折上天井

折上天井とは、天井の中央部分をほかの部分より高くした天井で、格式高い「真」の様式です。近年では和室だけでなく洋室にも多く取り入れられています。

高さに奥行きを感じさせるため部屋が広く見え、間接照明が映えることでも人気です。吊り下げ照明も圧迫感なく設置できます。

船底天井

船底天井とは、中央が高く端に向かって下がっていく勾配のついた天井のことをいいます。見た目が船底のようであることが名前の由来です。

中でも、勾配が急な船底天井は屋型天井や拝み天井と呼ばれます。中央部分が高くなっているため、部屋を広く見せられることが特徴です。

網代天井

網代天井(あじろてんじょう)とは、木を薄く裂いた片板や草、竹などを平面に編んで作った天井です。茶室や床の間の天井に使われることが多く、編み方には矢羽根模様や市松模様、籠目模様などがあります。

編み方によって印象が変わるため、デザインの自由度が高いことが特徴です。伝統的な和室のほか、和モダンな洋室にも取り入れられています。

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まとめ

和室天井のリフォームは、和室の趣をそのまま残したいのか、和室を洋室にリフォームしたいのかによってもリフォームの方法や費用が変わってきます。

また、張り替えのほかにも天井を高くするリフォームや塗装ができる場合もあります。天井をリフォームしたいとお考えなら、どの方法が希望を叶えられるのか、専門業者に相談しましょう。

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