網戸の洗い方を解説!外さずに汚れを落とす方法をご紹介

網戸はパッと見ても汚れているかどうかわかりづらいですが、近くで見たり濡れた雑巾で拭いてみたりすると、意外と汚れがついていることがわかります。網戸も定期的な掃除が必要です。網戸を洗うと景色がはっきり見えるようになり、風とにおいも改善されて気持ち良く過ごせるでしょう。今回は、網戸の汚れを落とすための洗い方について紹介します。

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網戸が汚れる原因

そもそも網戸につく汚れはどんな汚れなのでしょうか。汚れの原因がわからないと効果的な洗い方もわかりません。ここでは、網戸が汚れるふたつの原因について紹介します。

原因1.屋外からの汚れが付着する

網戸は常に外気にさらされているため、土ぼこりや砂が飛んできて付着します。特に風が強い日はそれらが飛んできて網戸を汚すのです。粒が細かいので目には見えにくいですが、よく晴れて乾燥した日は、土ぼこりや砂などの汚れが飛んできます。

また、大どおりなど車の通行が多い道路沿いに網戸が面していると、車の排気ガスが多く網戸に付着します。排気ガスが決して清くないものであることはお判りでしょう。排気ガスが付着すれば、網戸はひどく汚れます。ほかにも、虫の糞、花粉、PM2.5など、外に浮遊しているものの大半が汚れとなって網戸についてしまうのです。

原因2.室内からも汚れが付着する

網戸の汚れは、外気に面している外側だけではありません。網戸には室内からの汚れも付着します。たとえば、キッチン付近に網戸がある場合は、料理ではねた油汚れによるものが多いです。油は料理をしていると広範囲に飛び散ってしまうので、コンロの近くにある網戸はべたつくような汚れが付着しているでしょう。

また、室内を舞うホコリも網戸に付着する汚れのひとつです。人が歩いたり物を動かしたりするたびに室内を舞うホコリが網戸に付着してしまいます。

ほかにも、喫煙者がいる家はタバコのヤニも汚れの原因です。特に、窓際でタバコを吸う習慣がある場合は、その窓の網戸がヤニで汚れやすくなります。

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網戸の洗い方(外して洗う)

汚れた網戸はどのようにキレイにすれば良いのでしょうか。ここでは、網戸を外して本格的に洗う方法を解説します。

下準備

準備する道具については以下のとおりです。

・ゴム手袋

・柔らかいブラシ

・網戸用ブラシ(洗車ブラシでも代用可)

・台所用洗剤(弱アルカリ性か中性)

・ホース

・雑巾2枚

網戸を洗う前に、レールから外してから柔らかいブラシを使って軽くホコリを払い、用意した洗剤を水で薄めて網戸を洗う準備をしておきます。ホコリは濡れると泥汚れの状態になり、落とすのが大変になるため、丁寧に取り除いてください。

また、網戸を外して洗うときは、水で洗い流せる場所で行いたいので、事前に場所を確保しておきましょう。

洗い方

下準備ができたら、ゴム手袋をして、実際に網戸を洗っていきます。まずは網戸ブラシ、または洗車ブラシを薄めた洗剤に付けて網戸を縦横斜めに軽くこするところから始めます。力を入れすぎると網が枠から外れてしまうおそれがあるので、あくまでも軽く撫でるようにブラシを細かく動かしましょう。

ブラシでこすって汚れが落ちてきたら、10分程度放置した後、ホースで水をかけて洗剤を落とします。洗剤が完全に洗い流せたら、2枚の雑巾で網戸を挟み込むようにして水気を吸い取りましょう。

しっかり吸い取って、特にレールと接する部分がよく乾いてから網戸をレールに戻します。網戸を外しての掃除はこれで完了です。

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網戸の洗い方(外さずに洗う)

前項で網戸を外して本格的に洗う方法について紹介しましたが、網戸を外して洗う方法は、水を流せる場所の確保や大がかりな作業など、戸建てならともかく、マンション住まいでできないという人も多いでしょう。

ここでは、とりあえずさっと簡単に網戸をキレイにしたいときのために、網戸を外さずに洗う方法を説明します。

フロアワイパーを使う方法

大変そうな網戸掃除も、フロアワイパーを使えば思い立ったときに簡単に行えます。フロアワイパーは、長さが調整できるタイプなら短くしておくのがおすすめです。そのほうが、網戸を拭くときに細かく動かしやすく、掃除がしやすくなるからです。

フロアワイパーに掃除用のウェットシートを取り付け、網戸を拭きます。まずは汚れの少ない部屋側から拭き、あとで外側を拭きましょう。

網戸を拭くときは、縦横斜めの方向に細かく手を動かしながら拭くのがコツです。あらゆる方向に動かし、確実に汚れを落としていきます。また、拭くときには網戸が破れたり外れたりするのを防ぐために、力を入れすぎないように注意しましょう。

メラミンスポンジを使う方法

フロアワイパー以外にも、メラミンスポンジを使った掃除方法もあります。使うメラミンスポンジは、事前に大きめにちぎって水を含ませておきましょう。何度かメラミンスポンジを洗いながら掃除するため、バケツに水を汲んでおくと効率良く掃除できます。

メラミンスポンジを固く絞り、部屋側の上の方、下の方、外側の上の方、下の方という順番で優しく擦ってみましょう。メラミンスポンジの細かい凹凸が網戸の網目に入り込んでしっかりと汚れをかき出してくれます。

メラミンスポンジが黒くなってきたら、その都度バケツで洗い、また固く絞って掃除を続けましょう。

ブラシを使う方法

網戸ブラシや洗車ブラシは網戸を外して洗う方法だけでなく、網戸をつけた状態で洗う場合も活用できます。ブラシを使うときは、水に濡らさず、網戸に付着したホコリや花粉などを落としましょう。

このとき、庭やベランダに出て窓を閉めてからブラシをかけることがポイントです。網戸についた汚れが室内に入り込まないように、屋外からブラシをかけるようにしましょう。

ブラシをかけるときのコツは、上から下へと動かすことです。ホコリや汚れを上から下に落とすイメージでブラシをかけてみてください。

ブラシでざっと汚れを落としたら、今度はブラシを水に濡らして網戸をこすります。汚れが目立つ場所は何度か優しくこすって、網戸が全体的にキレイになったら固く絞った雑巾で水気を吸い取るようにしましょう。

ストッキングを使う方法

自宅に網戸ブラシや洗車ブラシなどのブラシがない場合は、いらなくなったストッキングでも代用できます。ストキングは繊維が細く、静電気を発生しやすい特徴があるため、網戸についたホコリや汚れを取るのに最適です。また、伸縮性があり、どんな形にもフィットするため、枠の掃除もしやすいでしょう。

網戸を外さずストッキングを使って掃除する場合は、ストッキングの中に使わなくなった靴下を入れ、まるめてから行います。ウエストまで長さがあるストッキングを使用する場合は、股下をカットして使いましょう。

掃除をするときは、網戸の外側からまるめたストッキングで拭いていきます。このとき室内に汚れが入らないように、室内側の網戸に新聞紙を張り付けておきましょう。ストッキングを上から下に向かって動かして、汚れを落としていきます。

掃除機を使う方法

掃除機は、網戸のホコリや汚れを取るときにも役立ちます。掃除機で室内を掃除するときに、ついでに網戸の掃除もやっておきましょう。

掃除機を使う場合は、空気の吸い込みを押さえて汚れだけを吸引できるように、網戸の外側を新聞紙で覆います。そして、室内から網戸全体にゆっくりと掃除機をかけるようにしてください。掃除機の吸引口につけるブラシがあれば、取り付けてから掃除機をかけましょう。

これでも十分汚れは落ちますが、外側の汚れが気になる場合は、新聞紙を内側に貼って外側からも掃除機をかけるのもおすすめです。最後にサッシの汚れを吸ってキレイにしておきましょう。

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洗い終わったら!網戸の汚れを防止する

ここまで紹介した方法で網戸をキレイにしたあとは、今後の掃除を少しでも楽にするために、網戸の汚れ防止を忘れないようにしましょう。ここでは、網戸の汚れを防止する方法を紹介します。

網戸の汚れを防止するには、結露防止スプレーを網戸に吹きかける方法が手っ取り早くておすすめです。窓用の結露防止スプレーを吹きかけると、網戸に汚れがつきにくくなります。

結露防止スプレーは、ワックスが入っていないものにしましょう。ワックスが網目の間に入り込むと、余計に汚れてしまいます。

また、柔軟剤で拭くのもおすすめです。柔軟剤には、服に付着するホコリや汚れから守ってくれる働きや静電気を発生しにくくする働きがあります。柔軟剤を溶かした水にタオルを浸し、網戸を拭くだけでOKです。簡単に汚れの付着を防止することができます。

さらに、市販の網戸フィルターを張るのもおすすめです。網戸フィルターは汚れだけでなく花粉もブロックしてくれるので、室内に入る花粉を軽減できるでしょう。

また、部屋に掃除機をかけるときは、ついでに網戸もセットで掃除機をかけるようにしましょう。こまめに網戸のホコリや汚れを吸っておけば、キレイな網戸を保つことができます。

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網戸を洗ってもキレイにならないなら張り替えよう

長年網戸のお手入れをしておらず、網戸の汚れが酷い場合、洗ってもキレイにならないことがあります。その場合は張り替えをするのがおすすめです。

網戸には寿命があります。一般的な素材であるポリプロピレンを使った網戸の場合、4~5年程度経過していれば、張り替えのタイミングです。また4~5年経過していなくても、破れていたり、ほつれていたり、また端が切れていたりする場合は張り替えを検討しても良いでしょう。

汚れた古い網戸の張り替えをするなら「金沢屋」にご相談ください。網戸をはじめ、襖や畳の張り替え専門店なので、知識や経験が豊富な職人が多数在籍しています。

また、全国に300店舗以上の店舗を構えているため、すぐに対応できる可能性が高いです。ぜひお気軽にご相談ください。

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まとめ

今回は、網戸の洗い方について紹介しました。網戸は定期的に掃除しなければ、車の排気ガスや土ぼこり、花粉などが付着し、網戸は汚れていく一方です。

フロアワイパーやメラミンスポンジを使って、こまめに掃除する習慣をつけると良いでしょう。

どんなに洗っても汚れが落ちない場合や、すでに破れやほつれがある場合は、網戸の張り替えがおすすめです。

その際は、金沢屋にご相談ください。専門知識、技術を豊富に備えたスタッフが丁寧に張り替えを行います。ぜひお近くの店舗までご相談ください。