ドアノブの交換費用はどれぐらい?DIYと修理業者の違いを解説

自宅のドアノブが古くなってきたら交換を検討すると思います。修理業者に依頼すれば、スムーズに済みそうですが、その際に気になるのが費用です。 また、DIYでドアノブの交換ができないかどうか考える方もいるのではないでしょうか。費用を比較したうえで、修理業者に依頼するか、それともDIYで交換するか決めたいところです。 本記事では、ドアノブの種類ごとにかかる費用相場のほか、交換や修理を検討すべきタイミングについて紹介します。

この記事は約7分で読み終わります。

【修理業者・DIY】ドアノブの交換費用を比較

ここではドアノブの交換を修理業者に依頼する場合と、DIYで行う場合との費用を比較します。

DIYなら交換費用は部品代のみ

すでに自宅に工具があるなら交換用のドアノブや部品代だけで済みます。種類によって変動するものの、安いものでは2,000円から購入できるため比較的安価に交換できます。

ただし、DIYでドアノブ交換をするにはある程度の技術力が必要です。万が一、ドアノブ交換を失敗してしまった場合、修理費用が高額になるおそれも考えられます。

また、交換しようと考えているドアノブの種類に合わせた部品を用意しなければなりません。ドアノブの種類によってはDIYで対応できないこともあるため注意が必要です。DIYによって防犯性が落ちたり、見栄えが悪くなったりするリスクにも留意しておかなければなりません。

特に、玄関のドアノブを交換する場合は、防犯力が求められるためDIYは避けた方が無難です。

修理業者の交換費用は8,000円~5万円が相場

修理業者に依頼した場合、業者によって料金設定は異なりますが、費用相場は8,000円〜50,000円です。ドアノブの交換は高額でも、ねじ回しなどの調整程度であれば安価で済むケースも少なくありません。電話やWeb上で依頼できる業者もあるため、手間や時間はほとんどかからないといえます。

また、ドアの用途に適したドアノブの提案や、費用をかければドアノブを鍵付きに変更することも可能です。ドアノブの交換もプロが行うため、交換後の見栄えが良くなる安心感もあります。

業者に依頼するときは、事前に見積もりを取り、金額を確認しておくことが大切です。業者によっては現場確認の出張費用や、見積もりに費用がかかるケースもあります。事前にしっかりと確認しておきましょう。

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【種類別】ドアノブの交換にかかる費用相場

ドアノブは種類によって機能も異なります。費用のみで決めるのではなく、利用シーンに合わせて選ぶことが大切です。

ここからはドアノブの種類ごとに交換費用の相場を紹介していきます。

【浴室・トイレ】握り玉式(円筒錠)

握り玉式のドアノブは、円筒形のノブを手で握って開けるタイプです。シンプルな構造であるため、防犯性は低い傾向にあります。そのため、室内ドアや浴室、トイレなどに向いているドアノブといえます。DIYでの交換も比較的簡単です。

交換費用の相場は2,000〜10,000円程度です。カギや防錆加工など、ドアノブの機能によって差があります。

【リビング・寝室・子ども部屋】レバー式

レバー式のドアノブは、レバー状のノブを下に押し下げると開くタイプです。握り玉式と比べると軽い力で開けられます。そのため、子どもやお年寄りにでも使いやすいのが特徴です。主にリビングや寝室、子ども部屋などのドアに使われています。

費用の相場は2,000〜10,000円程度です。中の構造は握り玉とほぼ同じであるため、費用に差はほとんどありません。

【防犯性重視の玄関】プッシュプル式

プッシュプル式のドアノブは、縦長のレバーを押して開けるタイプです。わずかな力で簡単に開閉できるうえ、防犯性も高く、玄関に採用されることが多いドアノブです。内部の構造が複雑なため、DIYでの交換には向いていません。プッシュプル式のドアノブを交換したい場合は、専門の修理業者へ依頼するのが得策です。

交換にかかる費用相場は、20,000〜100,000円程度です。

【デザイン性重視の玄関】サムラッチ錠

サムラッチ錠は親指でラッチを押してドアを開けるタイプのドアノブです。プッシュプル式と同様に複雑な構造をしており、防犯性に優れているため玄関のドアによく使用されています。装飾付きのものも多くインテリア性が高いのも特徴です。

DIYでの交換は難しいため、サムラッチ錠へ交換したい場合には、修理業者へ依頼するのが無難です。費用の相場は、10,000〜100,000円程度と、ここまで紹介したドアノブの中でも高額です。

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ドアノブの交換・修理を検討すべき状態とは

ここまで、ドアノブ交換の費用相場について紹介してきました。では、ドアノブがどのような状態だと、交換を検討すべきなのでしょうか。

下記で、ドアノブの交換や修繕を検討すべきタイミングについて紹介します。

ノブの台座が緩んでいる

ドアノブに触れたときにガタガタと動くようであれば、台座を固定しているネジが緩んでいる可能性があります。一度、ドアノブを取り外し、再度取り付けることで改善できるケースも少なくありません。それでも改善が見られなければ、新しいドアノブへの交換を検討する余地があります。

ドアノブがガタガタ動く状態で放置すると、ドアに台座や金具が擦れて傷ついてしまうおそれもあるため注意が必要です。

ラッチが緩んでいる

ラッチは、ドアの側面にあるドアノブを回したときに引っ込む部分のことを指します。普段はラッチが出ているため、ドアが閉まった状態が維持されます。

このラッチが緩んでガタガタしている場合には、ネジが緩んでいる可能性があります。もしくは、ラッチ内部が破損している場合もあります。いずれの場合も、ドアをスムーズに開閉できないため、ドアノブの交換か修理が必要です。

ノブが回らない

ドアノブが回らない場合には、部品のネジが緩んでいる可能性があり、ネジを締め直すことで改善可能です。

しかし、部品が破損していたり欠損していたりしていると、ドアノブが回らなくなることもあります。この場合にはドアノブの修理や交換が必要です。

ドアノブが回りにくい状態で使用を続けると、最終的にはドアが開かなくなるおそれもあります。

レバーハンドルが下がっている

レバー式の場合には、レバーハンドルが下がったまま戻らなくなったり、ぐらついたりすることがあります。主にレバーハンドルを固定するネジが重みで緩んでいるケースが多いです。その場合には、ネジを締め直すと改善できることがあります。

ネジを締め直しても改善しなければ、ドアノブ内部が壊れている可能性もあり、修理や交換が必要です。

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ドアノブの故障は早めに交換が必要!

ドアノブは頻繁に使用するため劣化しやすい箇所です。日常的に使用するドアノブなら10〜15年程度が寿命の目安になります。

寿命が近づいてきたら、早期に異常を発見して対処するのが望ましいです。状態が悪化してからだと、修理費用も高額になる可能性があります。

異常が発生している状態のまま放置すると、ドアが開かなくなるリスクもあるため注意しましょう。ドアが開かず、室内に閉じ込められてしまうおそれも考えられます。

また、玄関のドアの場合には、ドアノブに不具合があると防犯性も低くなってしまいます。ドアの開閉に違和感があるときは、異常がないか点検することが得策です。

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ドアノブの交換に困ったら修理業者に依頼しよう

ドアノブは、シンプルなタイプならDIYでの交換も可能です。また、ネジの締め直し程度なら、それほど難しい作業ではありません。

しかし、ドアノブが繰り返し故障し、DIYの修理を何度もしなければならないなら、修理業者への依頼を検討するのがおすすめです。

業者に依頼すると費用はかかりますが、修理を安心して任せられます。特にDIYに自信がない方は、時間や手間を踏まえても、業者に依頼した方が得策です。

ドアノブの交換を修理業者に依頼する場合には、複数社から見積もりを取ることをおすすめします。業者によって費用は変わるため、比較検討することが大切です。また費用が安いだけでなく、実績が豊富な業者を選ぶことも重要です。

金沢屋は襖や障子、網戸、畳の張り替え専門店ですが、ドアノブの修理・交換も行っています。全国約350店舗展開しており、地元に根ざした職人が丁寧に対応いたします。

見積もりは無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。

まとめ

ドアノブは日常的に使用するため、10〜15年程度で寿命を迎えます。ドアノブがガタガタ動いたり回らなくなったりしてきたら、完全に使用できなくなる前に対処することが必要です。

握り玉式やレバー式ならDIYでの交換も可能ですが、失敗なく修理するなら業者に依頼するのがおすすめです。

また、異常がある状態で放置すると、さらに悪化してドアを開け閉めできなくなることもあります。修理費用も高くなる場合があるため、早めに交換・修理しておきましょう。