マンションの網戸は交換できる?交換の判断ポイントと交換方法を紹介

マンションに設置されている網戸が劣化したときに、自分で交換や張り替えをしても良いのか、悩む方は多いでしょう。 また、交換できるとわかったときにも、どのように交換や張り替えをするのか、方法がわからない方もいるかもしれません。 そこで今回は、マンションの網戸の交換や張り替えの判断基準、張り替え方法、注意点などについて解説します。

この記事は約6分で読み終わります。

【マンションの網戸】交換や張り替えの判断軸

一般的に網戸は5~10年程度で劣化するといわれています。しかし、5~10年経ったら必ず交換や張り替えをしなくてはならないわけではありません。

また、網戸の状態によっては5年経っていなくても交換や張り替えをしたほうが良いケースもあります。

まずは、今設置されている網戸の交換や張り替えが必要かどうか判断するために、網戸の交換・張り替えの判断基準を知っておきましょう。

網戸を張り替えた方が良いケース

網戸の張り替えは5年に1回程度が目安とされていますが、状態が良ければ目安の期間を超えて使い続けても問題はありません。

網戸が以下のような状態になっている場合は、目安にかかわらず網戸を張り替えたほうが良いでしょう。

・ホコリがすぐ溜まる

・破けたり穴があいたりしている

・網がたるんでいる

網戸が上記のような状態になっていると、害虫が容易に室内に侵入できるようになるなど、網戸が本来の機能を果たせなくなります。

補修テープなどによる応急処置も一時しのぎにしかならないので、できるだけ早めに張り替えるのがおすすめです。

網戸を交換した方が良いケース

網戸が以下のような状態になっている場合は、網戸の張り替えではなく、フレームごと交換したほうが良いでしょう。

・ゴムが劣化している

・動きが悪くスライドしにくい

・しっかり閉めても隙間が空く

上記のようなサインは、多くの場合フレームの破損や歪みが原因で起こります。網戸の戸車を調整すれば直ることもありますが、網戸を強く閉めるなど、窓の枠 にぶつかって、フレームに破損や歪みが生じている場合、戸車の調整では改善できないこともあります。

網戸が動かしにくいとストレスを感じるでしょう。また、しっかり閉めても隙間が空く状態だと害虫が室内に侵入するので、早めにフレームごと交換するのが賢明です。

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マンションの網戸を自分で張り替える方法

マンションの網戸は、道具を用意すれば自分で張り替えられます。網戸の張り替えに必要な道具と張り替えの手順を紹介しますので、網戸が劣化して困っている方は参考にしてみてください。

道具を用意する

マンションの網戸の張り替えには、専用の道具が必要です。張り替え用の網とともに、以下の道具をそろえましょう。

・網戸の押さえゴム

・網戸用ローラー

・網戸用カッター

・マイナスドライバー

・ものさし

また、網戸のフレームの汚れを落とすための雑巾や、手を保護するための軍手などの用意をしておくと安心です。

古い網戸を外して、網を取り外す

張り替え用の網と道具を準備したら、まずは網戸をサッシから外して横向きに置きましょう。フレームに傷がつかないか気になる場合は、下に使い古しの毛布などを敷くのがおすすめです。

網戸を置いたら押さえゴムを外して、古い網を取り除きます。マイナスドライバーを使うと押さえゴムが外しやすいでしょう。網を取り除いたら、雑巾でフレームや戸車などの汚れを拭き取ってキレイにしておきます。

少し大きめに新しい網を切る

続いて、張り替え用の網をフレームよりもやや大きめにカットします。フレームより20センチメートルほど大きめに切っておくと、作業が進めやすいでしょう。

はみ出た余分な部分はあとで切り取るので、この時点ではそこまでキレイに切る必要はありません。

新しい網を固定する

張り替え用の網を切ったら、洗濯ばさみやクリップを使って、フレームに網を固定します。網に巻きグセがついている場合は、巻いているほうを下向きにすると良いでしょう。

シワやたるみができないように、フレームの四辺にしっかり網を固定したら、網戸用ローラーを使って押さえゴムを押し込み、網を固定していきます。たるみができないように、しっかり張らせて固定しましょう。

余分な網を切る

張り替え用の網を固定したら、フレームからはみ出している部分を網戸用カッターで切り取ります。フレームから網がはみ出ると見た目が良くないので、ものさしを当てながらゆっくりキレイにカットしましょう。

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マンションの網戸の交換や張り替えをするときの注意点

マンションの網戸の交換、または張り替えをする際に、いくつか注意したいことがあります。ここを知っておかないと、のちにトラブルが起こる可能性もあるので、ぜひチェックしてみてください。

賃貸の場合は賃貸借契約書を確認する

賃貸マンションの場合、網戸などの室内の設備の修理について、賃貸契約書に記載されている可能性があります。

勝手に自分で網戸を交換、張り替えしたり、業者に交換や張り替えの依頼をしたりすると、費用が借主負担になるかもしれません。契約違反としてトラブルになるリスクもあるので、賃貸契約書の内容をよく確認しましょう。

賃貸マンションの場合は、自分で対処しなくても、貸主負担で対応してもらえることもあります。いずれにしても、まずは契約内容を確認しましょう。

窓枠は勝手に交換しちゃいけない

マンションでは、窓が共有部分とされていることが多く、網戸の張り替えは許容されてもフレームの交換やリフォームは禁じられていることがあります。

購入したマンションであっても、網戸の交換や張り替えをする前に、まずはマンションの規約や契約書を確認しましょう。

高層マンションの上層階は確認が必要

高層マンションの上層階は、そもそもその高さまで虫が来ない、万が一風で飛ばされると危険などの理由から、網戸が設置されていないことがあります。

網戸がほしいと思っても、勝手に設置するとトラブルになる可能性があるため、網戸を設置しても良いかどうかを管理会社に確認しましょう。

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網戸交換が自分でできないときの依頼先は?

網戸を自分で張り替えるのがむずかしい、賃貸契約書に網戸の交換禁止の旨が記載されていたなどにより、自分で交換・張り替えができない場合、どうすれば良いのでしょうか。

管理会社か大家さんに相談

網戸を自分で交換、張り替えできない場合は、管理会社や大家さんに相談してみましょう。業者に依頼したり、費用を負担してくれたりする可能性があります。

賃貸契約書やマンションの規約に網戸の交換や張り替えについての記載がない場合でも、まずは管理会社や大家さんに相談するのが無難です。

網戸はマンションの共有部分とされていることが多いため、勝手に交換や張り替えを行うとトラブルになることがあります。

専門業者に依頼する

網戸の交換、張り替えには専用の道具や技術が必要です。素人では作業中に網に穴をあけてしまったり、網がたるんでしまったりしてキレイに張れないことがあります。

また、マンションの場合は戸建てよりも作業スペースがせまいことが多く、作業の難易度が上がります。無理に自分で作業するよりも、プロに任せたほうがキレイに仕上がるでしょう。

マンションの網戸の交換・張り替えは、金沢屋にお任せください。金沢屋は襖・障子・網戸・畳の張り替えの専門店です。作業の難易度が高いマンションの網戸でも、熟練の職人がキレイに交換、張り替えいたします。

網戸の劣化が気になっている方は、ぜひ電話やお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

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まとめ

マンションの網戸が破れたり、しっかり閉めても隙間が空いたりするときは、網戸の交換や張り替えのタイミングです。

自分で網戸の修繕作業をしても良いですが、作業スペースがせまいマンションの網戸の交換や張り替えは難易度が高いため、プロに任せたほうが良いでしょう。

また、マンションの網戸は共有部分とされていることが多く、自分で網戸の交換や張り替えを行うことが禁止されているケースもあります。自分でなんとかしようとする前に、管理会社や大家さんに相談しましょう。