和室の新しい使い方6選!住まいづくりの注意点も解説

近年では、お家の部屋の使い方も欧米風の生活スタイルが定着しています。そのため、自宅にある和室をうまく活用できていないと悩む方が増えているのではないでしょうか。 しかし、使い方を見直すことで、和室のある暮らしをより楽しむことができます。今回は、新しい和室の使い方のアイデアや、自宅に和室があるメリット・デメリットを紹介します。リフォームで和室を作るポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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今日から活用!おしゃれで新しい和室の使い方6選

和室にはさまざまな魅力があり、次のような幅広い使い方ができます。

1.家族がくつろぐセカンドリビングに
2.ちょっとした家事スペースに
3.趣味の部屋やリモートワークスペースに
4.お子様のプレイルームに
5.ちょっとした集まりやパーティーに
6.予備の寝室に

このような日常生活のなかで和室を使うアイデアを6つみていきましょう。

1.家族がくつろぐセカンドリビングに

和室の最大の特徴は、畳です。天然のい草を使った畳はクッション性があり、肌当たりが柔らかいため、大人からお子様まで安心して過ごせます。また、畳には調湿作用があり、冬は裸足でも暖かく、夏は涼しく快適です。

座ってくつろげる和室は家族が集まりやすいため、セカンドリビングとして活用することができます。冬にこたつを置けば家族団らんの場にもなり、暖房費も抑えられるのもメリットです。

2.ちょっとした家事スペースに

和室は畳の上でも作業ができるため、リビング横にあればちょっとした家事スペースに活用できます。机を置けば、洗濯物の整理やアイロン掛け、裁縫と幅広い用途に使えて便利です。

和室は広々としていて、道具を広げたままにしておけるのも良いところです。急な来客があったときは、サッと和室にリビングの荷物を移して収納代わりにも使えるので、なにかと重宝します。

3.趣味の部屋やリモートワークスペースに

和室にローテーブルや棚を備えつければ、書斎や事務仕事のワークスペースとして使えます。わざわざ個室の書斎を作らなくても、落ち着いた和の空間が、集中して作業に打ち込むことができるでしょう。

リビングは生活感があり、リモートワークに使うと集中できないときがあります。その点、和室なら仕事とプライベートのオン・オフを切替えやすいので、仕事がはかどります。

4.お子様のプレイルームに

和室の畳はやわらかく、転んでも怪我をしにくいため、お子様のプレイルームにも向いています。そのまま布団を引かなくても寝転べるので、赤ちゃんのお世話をする場所や幼児のお昼寝スペースにもぴったりです。

和室は広々としていて、お子様がのびのび過ごせるのが魅力です。また、部屋の使い方を柔軟に変えられるため、お子様が成長したら勉強部屋としても活用できます。

5.ちょっとした集まりやパーティーに

フォーマルな特別感がある和室は、客室向きです。椅子やソファをつかわないぶん使う人数の融通が利くため、ちょっとした集まりやパーティーにも使えます。

畳敷きの和室なら、小さなお子様連れのママ友も集まりやすいのではないでしょうか。間取りが広ければ押し入れに予備の布団を収納して、宿泊もできる客室としても活用できます。

6.予備の寝室に

和室は年間を通して過ごしやすいため、寝室として活用するのもおすすめです。畳には安心感があるため、しっかり身体を休められます。

和室は畳の上に直接布団を敷いても、ベッドを置いても良く、幅広い年代の方が使用できるでしょう。また、家族が一緒に眠りたいとき、家族が増えたときの予備の寝室としても使えます。

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家に和室を作るメリット・デメリット

和室にはメリットとデメリットの両方があります。それぞれ詳しくみていきましょう。

和室を作るメリット

自宅に和室のあるメリットは、次のとおりです。

メリット1.使い道が多い

和室は、さまざまな使い方ができるのが魅力です。家の中の位置や面積、構造によって、客室・リビング・寝室・子供部屋・書斎と、さまざまな用途の部屋が作れます。

お子様の成長や家族の人数の変化にあわせて用途を柔軟に変更できるため、和室は使い勝手が良いのです。

メリット2:くつろげる

和室には落ち着いた雰囲気があり、くつろいで過ごせるのも魅力のひとつです。とくに和室に使われている畳は香りが良く、リラックス効果を得られます。空気清浄効果もあるとされているため、家族団らんのスペースや客間にもぴったりです。

座って過ごせるスタイルの和室は天井が高く、部屋を広く感じやすい傾向があります。家族がのびのび過ごすことができ、一年中快適です。

メリット3:押し入れを設置すれば収納力が期待できる

和室に作り付けられた押し入れは容量が大きく、客用布団から予備のリネン類・衣類・季節家電まで幅広く収納可能です。押し入れはクローゼットよりも奥行きがあるのが一般的で、自宅に和室があるだけで手軽に収納スペースを増やせます。

和室を作るデメリット

一方で、和室には次のデメリットがあります。

デメリット1:凹みや傷が付きやすい

やわらかい素材で作られた畳は、ベッドやソファなどの重い家具を置いたままにすると凹んでしまうのが難点です。和室に家具を置く際は脚裏に保護用のフェルト材を貼ったりし、マットを敷いたりなどして対策する必要があります。

また、畳はフローリングよりも傷や水に弱いため、和室はペットと過ごす部屋には向きません。

デメリット2:インテリアのテイストをあわせにくい

現代の建築スタイルは洋風住宅が多く、和室が全体の雰囲気とマッチしにくいのもデメリットにあげられます。インテリアに統一感がないと和室が使いにくくなり、デッドスペースとなって、生活空間を圧迫しがちです。

デメリット3:メンテナンスが必要

和室に使われている畳や障子は、紫外線や湿気で劣化しやすい傾向があります。傷も付きやすく、放置すると変色や毛羽立ちで見た目が悪くなるため、メンテナンスが欠かせません。

畳や障子には定期的な張り替えが必要で、コストがかかります。畳の張り替えについては下記の記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。

畳の張り替え時期は?替えどきの目安やメンテナンス方法を解説

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日常のなかで使いやすい和室の作り方

自宅に和室がない場合は、次のようなリフォーム方法で作れます。

・小上がりスペースで和室を作る
・リビングの一画に畳スペースを作る

リビングや寝室などのメインの部屋につなげて和室を作ると使い勝手が良くなり、使用頻度が上がります。それぞれの方法をみていきましょう。

小上がりスペースで和室を作る

リビングや寝室の延長上に和室を作るなら、市販されている小上がりユニットを活用しましょう。小上がりを配置するだけで、マンションや賃貸物件でも支障なく和室が作れます。

小上がりは椅子・ソファ代わりに腰掛けられるため、洋室のインテリアとも相性が良いです。なかには収納として使える小上がりもあり、配置の仕方によっては掘りごたつ風のインテリアも作れます。

リビングの一画に畳スペースを作る

より手間をかけたくない場合は、部屋の一画に置き畳を敷く方法もあります。置き畳のみでリフォームが完成するため、費用を抑えたいときにもおすすめです。

置き畳は通常の畳よりメンテナンスが簡単で、リビングや寝室のインテリアとして良いアクセントになります。

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使いやすい和室を作るポイント

毎日の生活のなかで使いやすい和室を作るポイントは、次のとおりです。

・まわりとの一体感を重視する
・用途にあわせて広さや間取りを選ぶ
・不安があれば和室専門の業者に相談する

それぞれを詳しくみていきましょう。

まわりとの一体感を重視する

和室をリフォームで作る際は、和モダンなインテリアにしてまわりの部屋とテイストをあわせることが大切です。見た目の違和感が減り、和室が使いやすくなります。

和室をおしゃれに演出したい場合は、畳のデザインを厳選しましょう。カラー畳・琉球畳・縁なしと、さまざまな種類の畳があります。間接照明を使うのも和室の雰囲気作りにおすすめです。

用途にあわせて広さや間取りを選ぶ

和室を作る際は、使い方を考えて間取りを検討する必要があります。生活空間を圧迫しない程度のスペースを確保して、目的にあわせて扉や間仕切りの有無を決めましょう。

お子様が成長した後や将来的な使い方も考えて構想を練ると、長く和室を活用できます。部屋の用途によっては、エアコンの設置や照明・コンセントの増設も検討してください。

不安があれば和室専門の業者に相談する

和室を作るリフォームで疑問や不安があるなら、専門の業者に相談するのがおすすめです。プロの目線で使い方に合った和室を提案してもらえるため、満足度の高い仕上がりが目指せます。

金沢屋畳・障子・襖・網戸の張り替えにも対応する、和室の専門業者です。些細な悩みごとからリフォームまで、お客様のご希望にあわせてワンストップで対応しています。

また、取り扱う畳や障子の種類が多いため、用途にあわせてお選びいただけます。和室に関するお悩みは、どうぞお気軽に金沢屋までご相談ください。

まとめ

和室には天然の調湿作用があり、夏は涼しく、冬は暖かく一年中快適に使えます。定期的なメンテナンスが必要でも、客室・リビング・書斎・子供部屋と幅広い用途に役立つため、ぜひ普段の使い方を見直して活用してください。

また、自宅に和室がない場合は、リフォームがおすすめです。専門業者にも相談して、使いやすい和室を作りましょう。和室に関してのお悩みは、ぜひ金沢屋にご相談ください。