クッションフロアがうまく剥がせない!剥がし方の手順とポイントを解説

クッションフロアの耐用年数は6~10年程度とされており、長く使っていると家具の跡がついたり、角が浮いてきたりと傷みが目立ってきます。傷んだクッションフロアは見た目があまり良くないので、動画などを参考にDIYで張り替えてみようとする方もいるでしょう。 しかし、クッションフロアは接着剤でがっちりと張りついていることが多いため、うまく剥がせず困っている方もいるのではないでしょうか。 そこで、自力でクッションフロアを剥がす際に必要な道具や作業手順、知っておきたいポイントなどについて解説します。

この記事は約6分で読み終わります。

クッションフロアを剥がす際に必要な道具

クッションフロアを剥がすには、以下の道具が必要です。

・カッターナイフ
・スクレーパー
・ペンチ

これらの道具をどのように使うのか、下記にて解説します。

カッターナイフ

クッションフロアを剥がすときには、作業しやすい大きさに切る必要があるため、カッターナイフを用意しておきましょう。小さく細いカッターナイフでは刃が通らない可能性があるので、刃が大きく丈夫なものを用意するのがおすすめです。

また、下地が硬いと作業中にカッターナイフの刃が折れたり、切れ味が悪くなったりすることがあるため、替刃も用意しておきましょう。

スクレーパー

接着剤でしっかりくっついているクッションフロアを剥がすと、床に接着剤の跡や剥がれかけの裏紙などが残ることがあります。

そのときに活躍するのがスクレーパーです。スクレーパーとは、頑固な汚れや古い塗装、壁紙などを削り取るときに使う、金属製やプラスチック製のヘラのような刃に持ち手がついた工具を指します。

長いものと短いものがあるため、2種類用意して使い分けると良いでしょう。また、スクレーパーは替刃式のものが多いので、カッターナイフと同様に替刃を用意しておくのがおすすめです。

ペンチ

剥がし始めでクッションフロアがうまく掴めないとき、しっかりくっついていて剥がしにくいときなどは、ペンチがあると便利です。

ただし、クッションフロアはカッターナイフで切れるやわらかい床材であり、力任せに引っ張ると千切れてしまうため、あまり強く引っ張らないようにしましょう。

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クッションフロアの剥がし方の手順

それでは、自分でクッションフロアを剥がすときの手順を解説します。また、安全のため、作業時には長袖・長ズボンやマスク、手袋を着用しましょう。基本的な手順は以下のとおりです。

1.   壁際のクッションフロアを切っていく
2.   剥がしやすい大きさに切り込みを入れてから剥がしていく
3.   すべてのクッションフロアを剥がし終わった後の処理

下記にて、各手順の詳細を解説します。

手順① 壁際のクッションフロアを切っていく

まずは剥がしたいクッションフロアの壁際(※1)に、カッターナイフで切れ込みを入れていきましょう。

巾木(※2)を残してクッションフロアを張り替えたいときは、巾木とクッションフロアの際に切れ込みを入れていきます。床にコンセントなどが設置されている場合は、その周囲にも切れ込みを入れてください。

※1.壁とクッションフロアが接触している箇所
※2.はばき。壁と床・天井の接触部に取り付ける部材

手順② 剥がしやすい大きさに切り込みを入れてから剥がしていく

続いて、両手で持てるくらいの幅にクッションフロアを切りましょう。そして、切ったクッションフロアの角を持ち上げ、少しずつ剥がしていきます。角が持ち上がらないときやなかなか剥がれないときは、ペンチを使いましょう。

手順③ すべてのクッションフロアを剥がし終わった後の処理

すべてのクッションフロアを剥がし終えたら、床に残った裏紙を処理します。べったりとくっついていて剥がれそうにないなら、無理に剥がす必要はありません。剥がせそうな裏紙は、スクレーパーを使って剥がしましょう。

角が浮いている場合は、カッターナイフでめくると手で簡単に剥がせます。両面テープの跡が残っている場合は、手で剥がせる範囲で良いので取り除いておきましょう。

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クッションフロアを剥がす際のポイント

自分でクッションフロアを剥がすときに押さえておきたいのが、以下の3つのポイントです。

・粘着力が強く剥がしにくいときはカット幅を細くする
・千切れないようにゆっくりと剥がす
・裏紙や接着跡は残してもOK

それでは、各ポイントについて詳しくみていきましょう。

粘着力が強く剥がしにくいときはカット幅を細くする

クッションフロアが接着剤でがっちりとくっついていて剥がしにくいときは、カット幅を細めにすると剥がしやすくなります。

古いクッションフロアの場合、引っ張るとすぐに千切れてしまうこともあるので、片手で軽く引っ張りつつスクレーパーで接着剤を削って剥がしましょう。

クッションフロアはゆっくりと剥がす

クッションフロアは、勢いよく力任せに剥がさないようにしましょう。クッションフロアは裏面にガラス繊維が使われているものが多く、力任せに引っ張って千切れるとガラス繊維が飛び散る場合があります。

飛び散ったガラス繊維が肌についてしまうと、チクチクしてかゆみを感じることがあるので、クッションフロアが千切れないよう慎重に剥がしましょう。

裏紙や接着跡は残してもOK

クッションフロアを剥がすと床に裏紙が残ることがありますが、これはクッションフロアの仕様であり、完全に剥がす必要はありません。接着跡や両面テープの跡もそのままでOKです。

ただし、裏紙に厚みがあって凸凹していると、新たなクッションフロアを張ったときの仕上がりが悪くなるおそれがあります。

凸凹が気になる場合はドライヤーで30秒ほど温め、粘着力を弱めてから、スクレーパーでこすって剥がしましょう。霧吹きで水をかける方法もありますが、下地が湿ってしまうので、できればドライヤーを使うのがおすすめです。

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プロの業者に頼んだ方が良い?

ここまでの解説をみて、クッションフロアを剥がすのは簡単そうだと思った方もいるでしょう。

しかし、実際にはクッションフロアを剥がす作業、そして新しいクッションフロアに張り替える作業は意外に大変なので、不安な場合はプロの業者に依頼するのが賢明です。

広い面積だと、思っている以上に時間がかかり大変

クッションフロアの多くは、接着剤でしっかり張りつけられています。とくに古いクッションフロアは強力に張りつけられていることもあり、古いものの上に新しいものが張られているケースもあり剥がすのが大変です。

「剥がすだけだから簡単」と思っていたら、半日以上の作業になることもあるでしょう。また、新しいクッションフロアを張る作業も大変です。

大きなクッションフロアを広げて仮敷きし、壁の凸凹に合わせてシートをカットしたり、両面テープや接着剤で張ったりする必要があり、かなり手間がかかります。

カットや置き方が少しでもズレると仕上がりに影響が出るため、慣れていない方だと後悔するかもしれません。キレイに仕上げたいなら、プロの力を借りるのがおすすめです。

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まとめ

クッションフロアはカッターナイフやスクレーパー、ペンチなどの工具を用意すれば、自分でも剥がせます。

しかし、接着剤でべったりとくっついていて、剥がし終えるのにかなりの時間がかかることも多いでしょう。

加えて、新しいクッションフロアを張る作業も大変で、慣れていない方だとキレイに仕上がらないおそれがあります。確実にキレイに仕上げたい場合は、プロへの依頼も検討しましょう。