網戸の張り替え費用を業者で比較！ネットの種類・サイズごとの費用相場も紹介 | 和室の襖・障子・畳・網戸の張替えお役立ち情報サイト「和の匠プラス」金沢屋

網戸は使っているうちに劣化します。網が破れたり、弛んだりしてきたら、虫や異物の侵入を防ぐという本来の役割を果たせなくなるので、張り替えなければいけません。業者に依頼した場合、費用はいくらかかるのか、相場や安く抑えるコツを紹介します。

1 網戸の張り替え費用の相場は「2,000円～」
2 【早見表】網戸の張り替え費用を要素分解してみた
3 網戸の張り替え費用を安く抑えたいなら
- 3.1 少しでも安くしたい場合は自分で
- 3.2 業者選びをする
4 【一覧】網戸の張り替え業者の特徴と費用
- 4.1 網戸の張り替えをホームセンターに頼む
- 4.2 網戸の張り替えをフリーランスに頼む
5 まとめ

網戸の張り替え費用の相場は「2,000円～」

業者に網戸の張り替えを依頼すると、費用は一般的な扉サイズの網戸（高さ約180センチメートル×幅約90センチメートル以内）で2,000円台からです。網戸のサイズや網（ネット）の種類、構造、枠（サッシ）の交換の有無などによって異なり、10,000円を超える場合もあります。

業者によっては作業代や交通費などを別途請求するところがあり、それらを上乗せすると、もっと高くなるかもしれません。

一方、自分で張り替えるために新しい網や押さえるためのゴム（ビート）、必要な道具を揃えると、やはり2,000円ほどかかります。作業にかかる手間や正確さを考えると、少し高くても業者に依頼するほうがコスパは良いといえるでしょう。

金沢屋は全国に約350店舗展開しており、網戸の張り替えも承っています。商品のクオリティが高く、網戸の素材も複数揃えているため、居住環境やご希望に合わせてご提案可能です。

お見積りやご相談は無料で承っております。網戸の張り替えでお悩みの方は、ぜひ金沢屋へご相談ください。

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【早見表】網戸の張り替え費用を要素分解してみた

続いて、網戸の張り替え費用に影響する要素について見ていきましょう。網戸の張り替え費用は、主に次の4つで構成されています。

・網戸の網（ネット）のサイズ

・網戸の網（ネット）の種類

・網戸の枠のサイズ

・網戸の構造

ひとつずつ、解説していきます。

1.網戸の網（ネット）のサイズで張り替え費用が変わる

さまざまな大きさの窓があるように、網戸のサイズもさまざまです。大きく分けて、窓サイズと扉サイズの2種類があります。

まずはサイズの種類とサイズごとの費用をご紹介します。

サイズの種類

窓サイズは、縦が135センチメートル以下、横が90センチメートル以下です。基本的に人の出入りは想定していません。

扉サイズは縦が180センチメートル以上、横が90センチメートル以上で、掃き出し窓など人が出入りできるくらいの大きさがあります。

2.網戸の網（ネット）の種類で張り替え費用が変わる

網戸の網には、メッシュと素材という2種類の違いがあります。

網の種類

メッシュとは網目の細かさを表す数値です。「20」であれば、1インチ（約2.54センチメートル）の間に網目が20個あります。

メッシュの数値が高いほど、ひとつの網目は小さくなるので、虫は入りにくくなりますが、逆に視界や風通しが悪くなるのが難点です。最低でも24以上であれば、ひとつの網目は虫がぎりぎり通れるサイズ（1ミリ四方）よりも小さくなります。

最近では細い糸を使って、メッシュの数値が高くても視界や風通しの良い網戸が増えており、防虫効果も視界も風通しも良くしたい人におすすめです。

網戸の素材については、ポリエステルやポリプロピレンが一般的です。最近ではグラスファイバーやステンレスといった新素材も増えています。

ほかにも、加工を施して特殊な機能を持たせた網戸もあります。例えば薬剤を含ませて虫が近づかないようにしたり、樹脂コーティングによってペットが引っ掻いても爪が引っ掛かりにくくなったりするなどです。

網ごとの費用

メッシュは網目の数が多いほど、使われる糸の本数も多くなるため、張り替えにかかる費用は高くなります。

グラスファイバーやステンレスといった新素材は熱に強く、丈夫で破れにくいのがメリットですが、費用はポリエステルやポリプロピレンよりも高めです。

一方で、ポリエステルやポリプロピレンの網戸は、長くても5年ごとに張り替えるのを推奨されていますが、グラスファイバーやステンレスは15～20年ほど使える場合もあります。その分、張り替えの回数を減らせるので、長い目で見ればお得といえるかもしれません。

加工を施して特殊な機能を持たせた網戸は、その機能性の高さゆえに一般的な素材より費用は高くなります。

3.網戸の枠のサイズで張り替え費用が変わる

網戸は枠にも寿命があり、いつまでも使えるものではありません。サビや温度変化、外部からの衝撃などによって歪みが生じ、開け閉めがスムーズにできなかったり、収まりが悪くてすぐに外れてしまったりします。

そのため、枠ごと交換する場合は、別途サイズを測った上で見積もりを出すという流れになります。

網戸の枠の費用

網戸の枠の費用は一般的なネットを使用する場合、扉サイズくらいまでなら15,000円ほどです。ワイドタイプの網戸枠だと、20,000円～30,000円程度かかります。

費用は、10,000円台の業者もありますが、あまり安いところはサイズが限られていて、適合する枠が無いかもしれません。

4.網戸の構造で張り替え費用が変わる

網戸の張り替え費用は、網戸自体の構造でも価格が左右します。

構造の種類

網戸といえば、枠に網を張るパネル式が一般的ですが、最近ではロール状に巻き取って収納する「ロール式」や、蛇腹状に折り畳んで収納する「ジャバラ式」があります。前者はレールの無い滑り出し窓や倒し窓など、後者は人の出入りがあるところに使うと便利です。

費用

ロール式やジャバラ式などは特殊な構造で張り替えができないタイプもあるので、交換するときは網だけでなく、枠やフレームごとになりがちです。その分、費用も高くなります。

費用は網戸の構造だけでなく、サイズやネットの種類によっても変わりますが、これらの特殊構造の網戸の場合は20,000円～60,000円が相場です。

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網戸の張り替え費用を安く抑えたいなら

一般的なメッシュや素材、枠、構造の網戸でも、枚数が多くなると費用が大きな負担になるかもしれません。安く抑えるには、どのような方法があるのでしょうか。

少しでも安くしたい場合は自分で

先述のとおり、網戸を1枚だけ張り替えるのであれば、費用は業者に頼んだ場合とほとんど変わらないか、少し高いくらいです。しかし、張り替える枚数が多くなるほど、自分で張り替えたほうが安くなります。なぜなら、枚数が増えても費用がかかるのは新しい網と押さえるためのゴムくらいで、道具は使い回しできるからです。

しかし、自力で網戸を張り替えるのは簡単ではなく、時間もかかります。網戸を床に置いて、作業できるくらいのスペースも必要になります。大きな網戸は、取り外しや取り付けのたびに持ち運ぶのも一苦労です。本来はふたり以上で作業するのが望ましいですが、ひとり暮らしであれば難しいでしょう。

さらに、網を正確に張るには慣れが必要であり、初めて挑戦するときは、途中で弛んでしまったり、斜めになったりするおそれがあります。弛んだり、斜めになったりすると、見映えが悪いだけでなく、隙間ができて虫が入りやすくなる原因になります。張り替えたときは問題なさそうでも、使っているうちに隙間は大きくなります。

同じ個所での張替えのやり直しができたとしても、せいぜい2～3回までです。最後に余分な網をカットすると、もう後戻りはできません。それで失敗すると、網だけでなく張替えに費やした時間も無駄になってしまいます。

過去に張り替えた経験が無いのであれば、業者に依頼するほうが無難ですし、結果として安上がりになるでしょう。

また、網戸によっては張り替え自体が不可能な商品もあります。材料を準備する前に、まずはご自宅の網戸が張り替えできるかどうか調べてみましょう。ご自身で判断できそうにない場合は、お近くの金沢屋へご相談くださいませ。